金賞に輝いたのは、テレビアニメ『【推しの子】』の主題歌としても知られるYOASOBIの「アイドル」(作詞作曲:Ayase)。YOASOBIは2年連続での金賞受賞となり、そのロングヒットぶりをあらためて証明する結果となった。Ayaseは「昨年に引き続き受賞できたこと、大変うれしく思います。楽曲が世に放たれ、たくさんの方に聴いてもらえる状況が一度生まれただけでもとてもうれしいことで、それがこうして年を跨ぎ、長い時間愛し続けてもらえていること、とても感慨深いです。作曲者冥利、ミュージシャン冥利に尽きます。これからも思考を止めず、真摯に音楽と向き合い、自分の信じた道を邁進していきます」とコメントした。
銀賞にはCreepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」(作詞:R-指定、作曲:DJ松永)が選出された。同曲はアニメ『マッシュル-MASHLE-』のオープニングテーマとして話題を呼び、R-指定とDJ松永は「このたびは大変光栄な賞をいただきましてありがとうございます。我々の楽曲がたくさんの方に聴いていただけていることを改めて実感しています。これからも自分たちが良いと思う音楽を突き詰めて作っていきたいと思います。今後ともよろしくお願いします」と喜びを語った。
銅賞には、Adoが歌唱する「唱」(作詞:TOPHAMHAT-KYO、作曲:Giga/TeddyLoid)が受賞。
作曲を手がけた2人は「やばい!とってもうれしいです!るんっ♪」(Giga)、「この楽曲が、多くのリスナーのみなさまに評価いただけたこと、そして僕が長年向き合ってきたダンスミュージックというジャンルで国民的な作品として広く届いたことを、音楽プロデューサーとして誇りに感じています。『唱』は唯一無二の楽曲として完成しました。この作品に関わってくださったすべてのみなさま、そして作品を愛してくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます」(TeddyLoid)とそれぞれコメントしている。
国際賞には、アニメ『ONE PIECE』のBGMが選ばれた。作曲者の田中公平氏は「25年かけてついに受賞できた」とし、国内外の視聴者や関係者に感謝の意を表した。
外国作品賞には、故クインシー・ジョーンズ作曲の「SOUL BOSSA NOVA」が受賞。代表曲として映画『オースティン・パワーズ』などでも知られるこの楽曲は、発表から60年以上を経てなお広く愛されている。
JASRAC賞は1982年に創設され、今回で43回目。