同作は、復讐に燃えるスパイと、そのターゲットである社長令嬢が繰り広げる禁断の“スパイ・ラブコメ”。何者かの策略のせいでこの世を去った兄の復讐のため、“表”では持ち前の明るさと人懐っこさをフル活用し、人脈を次々と広げていくひとりの青年。一方、“裏”では、亡き兄のもとから大切な情報を奪った犯人を捜すスパイとして暗躍するのだが、情報を得るために近づいた社長令嬢のことが好きになってしまう。
スパイの青年と社長令嬢が織り成す悲喜こもごもの中、誰もが持つ“多面性”を大胆に浮き彫りにしていく今作。ドラマ初共演となる“ナニワコンビ”の大橋&渋谷が、笑いあり、胸キュンあり、時にミステリアスな好演を披露する。
クランクイン前のインタビューの際には、スタッフからのムチャ振りで「こんなスパイは嫌だ。どんなスパイ?」と大喜利のお題を投げかけられた渋谷が「プリンを食べ過ぎてお尻がプリンプリンのスパイ」と答えると、すかさず大橋が「それ、俺やないか!隠れているときにお尻がプリンっと出ないように引っ込めます(笑)」と猛烈ツッコミ。まるで漫才かのような、初共演とは思えない息ピッタリのやり取りを披露し、現場を笑いで包み込んだ。
【あらすじ】
自身が働く会社「藺牟田メディカルデータ」へ早朝に出向いて、ビルを見上げる菅原優我(大橋)。その時はまだ、彼の運命を左右する女性・花(渋谷)と偶然にもすれ違っている事など知る由もなく…防犯カメラを避けながら役員フロアに忍び込み、目当てのデータにアクセスし「みーっけ」と目を光らせるのだった。
優我はその日も何食わぬ顔で営業の仕事をこなし、後輩の相談に乗り、女性社員たちからのバーベキューの誘いを笑顔で断り、専務に対してハキハキと応対するが、心の中では「全部俺だけど、俺じゃない」と自問自答を繰り返す。
かつて、優我の兄・尚之が起業した会社で開発した“あるシステム”が、「藺牟田メディカルデータ」の発表したものと酷似していた上、尚之は死亡。
会社員としての日常、スパイとしての暗躍に疲れた優我を癒やすのは、大好きなシャチ!優我の“リベンジ・スパイ”の行方はいかに?