今作は寺の境内で平日夜のみ営業する“ミッドナイト屋台”を舞台に神山演じる味覚を失ったスゴ腕シェフ・遠海翔太と、中村演じる味覚の鋭い落ちこぼれ僧侶・方丈輝元が、ひょんなことからタッグを組み、屋台を盛り上げるべく奔走するさまがオリジナル脚本で描かれる。
第9話で「翔太のスペシャリテって、何?」と輝元に聞かれた翔太が選ぶのが、牛ほほ肉の赤ワイン煮。まさに「これぞフレンチ」という一品だ。牛肉や野菜をたっぷりの赤ワインに漬け込み、それらをじっくりと煮込んで…、というように手間も時間もかかるこの料理。ドラマの中でも、これまで調理シーンより長く描かれている。本格フレンチの味わい、そして翔太の鮮やかな手さばきにも注目だ。
通常の牛ほほ肉の赤ワイン煮は、牛肉を赤ワインでじっくりと煮込むことで濃厚な味わいを出し、そこにカシスリキュールを加えて深みと爽やかさをプラスしていく。そこに“自分たちならではの味わい”を加えたいと思った翔太は、輝元が発した何気ない一言をヒントにして、ある風味を加えることに。カシスリキュールにも似た味わいを持つその風味とは。
■神山智洋コメント
――“僕の推し料理”ベスト3を教えてください。
神山:どれも本当においしかったから選ぶのは難しいですね。フレンチトーストとかもおいしかったけど、屋台で出した料理がこのドラマのメインだと思っているので、そこから選びますね。
まず第3位は、4話に登場した『カツレツ』です。
第2位は、6話の『ミニョネット親子丼』。しっかりとした味付けに黒胡椒のスパイシーさが加わっているところがよかったですね。あれを食べてから、自宅で親子丼を作る時はこの味付けにしようと心に決めました。
――では“僕の推し料理”第1位を教えてください。
神山:第1位は、1話の『焼き飯』です。撮影が始まる前からフードコーディネーターの方に調理法などを教わったのですが、出来上がったものを実際に食べた時の「うわっ!!」という感動が大きくて。ファーストインパクトという意味も込めて1位にさせてもらいました。何より、シェフ・遠海翔太としての第一歩はこの料理でしたから。
――“作ってみたい料理”ベスト3は?
神山:基本的にすべての料理を自宅で作ったのですが、第3位は2話に登場した『味噌ラーメン』です。
■中村海人コメント
――“僕の推し料理”ベスト3を教えてください。
中村:もちろんどの料理もおいしかったのですが、あえて選ぶなら第3位は3話の『ポトフ』です。撮影用に多めに料理を作るのですが、このときのポトフはおいしすぎて…。撮影終了後に少し分けていただいて、自宅に持ち帰って食べたくらいです!第2位は『ミニョネット親子丼』ですね。通常の親子丼とは違い、パンチが効いていて食べごたえがあるんです。もし自分に息子や娘がいたら、作ってあげると喜ぶんじゃないかなぁと思いました。
――では、“僕の推し料理”第1位を教えてください。
中村:これはもう1話の『焼き飯』が1番ですね。
――料理はあまり作らないという中村さんですが、“作ってみたい料理”ベスト3は?
中村:3位はおいしかった『焼き飯』です。シンプルな炒飯なら子どもの頃に作ったことがあるので、今回のレシピでまた作ってみたいです。第2位は『味噌ラーメン』。ラーメン店のような本格的なものは自宅では作れないと思っていたのですが、このレシピなら自分でもできそうだし、作りたいなと。そして栄えある第1位は『ミニョネット親子丼』です!
■第9話あらすじ
個人投資家の矢島(金子ノブアキ)がパリに出店するレストランのシェフにと、翔太をスカウトにやって来る。「翔太はこの屋台のシェフだから」と矢島を追い返す輝元だが、味覚が戻った翔太の中に迷いがあるのではないかと気が気ではない。パリ行きのことを翔太から相談された陽美(剛力彩芽)も、2人できちんと話し合うべきとアドバイスする。そんな中、輝元はある決意を胸に翔太に料理をオーダーするのだった。