今作は原浩氏による第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作の同名作品を実写映画化。
公開されたのは、戦死した貞市の日記が届いたことがきっかけで、不可解な現象に巻き込まれていく雄司&夕里子をはじめとする久喜家、そして彼らとともに謎の究明に乗り出した超常現象専門家の北斗、記者の与沢(森田望智)らの姿を捉えた、計11点。
名前が削られた墓の前で北斗主導で不可解な出来事の真相を解き明かそうとする雄司たちの姿や、ボロボロの雄司に寄り添う夕里子の様子が夫婦の強い絆を感じさせるカット、にらみ合いつかみかかる雄司と北斗の一触即発寸前の姿など、連発する不可解な出来事に翻弄(ほんろう)される記者・与沢、雄司の母・伸子(麻生祐未)、夕里子の弟・亮(豊田裕大)たち。謎と怪異が絡みあう不穏さと、その先の壮絶な展開を予兆させる。
届けられた日記をきっかけに始まった怪異に追い詰められ、恐怖に蝕まれていく久喜家の日常――雄司と夕里子が、超常現象専門家と探った怪異の先に待ち受けるものとは。