AKB48加入前には10社ほどのオーディションに挑み、時には選ばれなかった経験も積み重ねてきたという高橋。その経験を踏まえて「オーディションでは、準備しすぎて“作り込んだ自分”を見せるよりも、素直さや自然体が大切だと感じました」とアドバイス。
さらに「秋元康先生がよく『まな板の上の鯉になりなさい』と仰っていました。どんな風に自分を活かしてもらえるか、余白を残しておくことが大切だと思います」と、自分を飾りすぎず、プロデュースする側を信頼して委ねる勇気の大切さを伝えた。
続いて話題は「人に応援される存在でいるにはどうしたら良いか」というテーマに。「どれだけ素直で誠実でいられるかが大事だと思います。今はSNSなどを通じて人柄が伝わる時代なので、どんなときも周りの人を大切にして、そして大切にしてもらえる自分でいることを意識してきました」と、経験を交えて語る。
「AKB48の元総監督」「努力家」「情熱的」といった“ありがたいイメージ”を持たれているからこそ、その期待を裏切らないように「信頼してくれる人に恥ずかしくない自分でいたい」という思いを持ち続けてきたという高橋。学生たちに対しては「日々の積み重ねが夢につながる」と想いを伝えた。
講演後の質疑応答では、学生からの質問一つひとつに丁寧に答えた高橋。聴講した学生からは「不安が自信に変わった」「一歩踏み出す勇気をもらえた」と、多くの感想が寄せられた。
■高橋みなみプロフィール
タレント。
■洗足学園音楽大学について
洗足学園音楽大学は、「新しい音楽の可能性を追求し、未来の音楽シーンを担う人材を育成する」ことを理念とし、クラシック・ジャズ・ポップス・ロック・ミュージカルなど多様なジャンルに対応した革新的なカリキュラムを提供。最先端の設備と実践的な学びを通じて、国内外で活躍するアーティストやクリエイターを多数輩出している。マカロニえんぴつ(ロック&ポップスコース、電子オルガンコース)やSaori(SEKAI NO OWARIメンバー、ピアノコース)、平原綾香(ジャズコース)、昆夏美(ミュージカルコース)、唯月ふうか(ミュージカルコース)、新田恵海(声楽コース)等。