福田転球氏が脚本、河原雅彦氏が演出、濱田が主演を務めた“市場三郎”シリーズが7年ぶりに復活。7年ぶりの上演に濱田は「コロナ禍も共演者と『三郎やろう!』と話をしていた」と、待望の上演ににっこり。「あのころと違うぞ」と、成長を誓いつつ、「皆さん7年歳を取るということで、変わったところは、けいこのときに1回寝転ぶと起き上がってこれないというところですかね」と苦笑いを浮かべ、笑いを誘った。
そんな濱田について、河原氏は「三郎でしかない。手がかからず、三郎」、朝月は「河原さんがおけいこ場でおっしゃったことを誰よりもキャッチして、三郎の魅力増し増しで演じられるので、『ついていかないと!』と思って。座長です!」、笠松は「濱田さんは、一番大変で出ずっぱりなのですが、知らないうちにパッと目を配って、助けていて、私自身も助けてもらって、座長としてこれがあるべき姿だと尊敬しております」と絶賛。濱田は「そんなに、そんなに」と謙そんし、何回もお辞儀していた。
今作では、2018年の上演の際に、3回目もやりたいと話していた3人の願いがついに実現した。温泉宿、グアムなど行く先々で実らぬ恋を経験してきた三郎。今度の舞台は冥土となり、三郎はどんな女性と出会い、どんな恋に落ちていくのか描かれる。
河原氏は「今回は泣ける三郎を目指しているので」と気合十分。濱田は「泣いてくれるかな?」と首をかしげつつ、「夏バテに気を付けて、会場も冷やしてもらって、けがなく、楽しくすることが目標です。
今作は、きょう30日から7月27日まで東京・グローブ座、8月1日から10日まで京都劇場で上演する。