テレビ東京は7月18日から東京・渋谷で開催する「恐怖心展」に先立ち、2024年のForbes JAPANによる「世界を変える30歳未満」に選出されたアーティスト・雪下まゆ氏がイラストを、大島依提亜氏がデザインを務めたオルタナティブポスターが解禁された。

 東京、名古屋で約10万人が来場した「行方不明展」を手がけた、ホラー作家・梨氏と株式会社闇、そして『イシナガキクエを探しています』『飯沼一家に謝罪します』などで知られるテレ東プロデューサーの大森時生氏が再集結し、恐怖心をテーマに企画した展覧会。「先端」「閉所」「視線」といった、さまざまなものに対して抱く「恐怖心」をテーマに展示する。

 同展では、「恐怖心」とは「あるもの・ことに対して、その人が生理的に感じる恐れや不安」と定義。その上で「単なる命の危険や苦痛を伴うものだけでなく、一見して恐怖の対象とは思えないものにも生じることがあります。これらの恐怖は、時に説明のつかない不合理さを伴います」と説明する。

 今回、公開されたポスターには、暗い台所の前に立った3人の女性の姿が。しかし、顔部分が真っ黒な円で塗りつぶされており、不気味さを漂わせる。また「MADドラえもん」などで知られるFranz K Endoによるティザー動画が公開された。そして今年、映画『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』がヒットし、現在『〇〇式』が公開中の近藤亮太監督、作家のダ・ヴィンチ・恐山氏もスタッフとして参加する。

【スタッフコメント】
■ダ・ヴィンチ・恐山(品田遊)
念のためですが、お化け屋敷ではありません。お化け屋敷ではないので、出たら終わりとも限りません。

■雪下まゆ
恐怖は、なるべく目を逸らしてやり過ごすものとして扱われがちです。けれど、その感情の奥をじっと見つめてみると、無意識や記憶が静かに輪郭を見せはじめます。この展示で、どんな恐怖と出会えるのかをとても楽しみにしています。

■Franz K Endo
本当に扁桃体のせいなのか、よく考えたいです

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