開演前には報道陣を前に、「わがまま」と、同曲のカップリングとして収録されているTM NETWORK「Get Wild」の演歌バージョンを披露。「Get Wild」では原曲に新たな魅力を与えるアレンジを、伸びやかな歌声で見事に歌い上げた。
囲み取材では「ここまでやってこられたのは、応援してくださるファンのみなさん、支えてくださったスタッフや家族のおかげ」と感謝を述べたうえで、「小室さんに作詞作曲していただけるとは夢にも思っていなかった」と喜びを語った。
「わがまま」は、望月自らのオファーによって実現したもので、「私の“わがまま”を聞いていただいて『わがまま』ができました」と笑顔で紹介。転調や「びっくりさせてごめんね」など現代的な言葉が使われていることを特徴に挙げ、「こぶしを回しすぎないようにするなど、演歌っぽくなりすぎないよう意識した」と話した。小室からは「『赤いスイートピー』のようにかわいらしく、語るように」と歌唱イメージの助言もあったという。望月は「等身大の私をイメージして描いてくださった曲。大好きなもの、大切な人にだからこそ“わがまま”になってしまう。そんな気持ちを歌った曲です」とアピールした。
ライブ本編では集まった150人の前で、「わがまま」「Get Wild」のほか、これまでに発表したオリジナル曲、そして「天城越え」「夜桜お七」など、影響を受けた演歌のカバーも披露した。
さらに、望月がmochilucaとして所属する小室哲哉プロデュースユニット・OVAL SISTEMのメインボーカル・住田愛子がゲストで登場。
望月は「演歌は日本の文化。若い方にも楽しんでもらえるように、活動していきたい」と意欲を語り、「演歌歌手として、そしてOVAL SISTEMの一員としても、世界に羽ばたけるようにがんばりたい」と目標を語った。今後の活動にも注目が集まる。