24日、JTは東京・Ploom SHOP銀座店にて、Ploom専用たばこスティック『EVO(エボ)』新フレーバー発表&試喫体験会を実施。8月1日にトロピカルフレーバー『トロピカル・ベリー・クリスタル』と『トロピカル・バナナ・クリスタル』を全国発売することを明かした。


■新デバイス『プルーム・オーラ』とスティック『エボ』、予想以上の初速を記録

 発表会では、まず7月1日に全国発売された新デバイス『Ploom AURA(プルーム・オーラ)』の販売動向について解説。過去モデルと比較しても、2倍から3倍の販売台数を記録するなど、非常に強い初速と評価。ユーザーからの満足度も高く、RRP商品企画部 担当部長・村谷泰志氏は、「スリムなデザイン、味わい、吸いごたえ、加熱モードが変えられるのがいいとの声が上がっている。顧客ニーズに合わせ機能向上した部分が高評価を受け、予想を超える販売実績につながったのでは」と分析した。

 また、同日発売したPloom専用たばこスティック『EVO』(3種)についても、「直近で発売した商品の3倍の売上に。550円というプレミアム価格帯ながら、支持を得ることができた」とコメント。実際、ユーザーからは「他社商品が一番たばこを感じられると思っていたが、それを覆された」「今まで興味を持たなかったのが不思議なくらい美味しい」などの声が寄せられたそうだ。

■トロピカル風味が人気、新銘柄は2つのフルーツフレーバーを重ね合わせ

 このような状況を踏まえ、同社は8月1日、『EVO』にトロピカルフレーバー『トロピカル・ベリー・クリスタル』と『トロピカル・バナナ・クリスタル』を全国発売することを発表。

 加熱式たばこスティックには通常、レギュラー・メンソール・フルーツフレーバーの3カテゴリがあるが、これまではメンソールを好むユーザーが多かった。だが、「近年はフルーツフレーバ―が大きく伸長。3カテゴリの中でも3割以上のシェアとなっている」(2025年6月時点/JT推計)。中でも、バナナ、マンゴー、ライチなどのトロピカルフレーバーを好む人が増えており、「こうした市場環境の変化や顧客ニーズを捉え、今回『EVO』でも2銘柄を投入することとなった」と明かした。


 8月1日に発売されるのは、『トロピカル・ベリー・クリスタル』と『トロピカル・バナナ・クリスタル』の2銘柄。最大の特徴は、それぞれ2種のフレーバーが重なり合う味わい。たばこシートにはマンゴーフレーバーを添付し、カプセルはそれぞれベリーとバナナ。2つのフレーバーが重なることで、今までにない新しいトロピカルフレーバーが楽しめる仕様に。「たばこシートとカプセルが別のフレーバーなのは、JTとしても初。一概には言えないが、異なるフレーバーを組み合わせた商品はほかにはあまりないのではないか」とのこと。

 事前にブラインドテストを実施したところ、6割以上の人が競合商品よりも高いスコアを付けたという(JT調べ)。「確実な品質が伝わることがまずは大事。試してもらえれば、美味しさを実感いただけるのでは」と自信をのぞかせた。

 実際、発表会の後に行われた試喫会で試してみると、『トロピカル・ベリー・クリスタル』はフレッシュな甘さがありつつ、スッキリとした抜けるような味わい。『トロピカル・バナナ・クリスタル』は濃厚なバナナの甘さを感じさせつつ、しつこさはまったくなく、さわやかな味わいが感じられた。2銘柄とも、吸っているときはもちろん、吸い終わった後にも口の中に清涼感があり、とくに夏の一服、リフレッシュの一服には持ってこいのように感じた。


 この新たな2銘柄の魅力を伝えるため、今後、総計765万人にも及ぶコンビニエンスストア店頭サンプリング、14日間無料体験を提供するフリートライアル、Ploom CLUBでの抽選・交換キャンペーンを実施。Ploom SHOPでは、新商品の世界観を体験できるディスプレイ展開のほか、2銘柄とのマリアージュが楽しめるトロピカル・フローズン・ドリンクを提供する(8月限定、新商品購入&アンケート回答者に無料提供、なくなり次第終了)。

 「550円という価格にふさわしい格別な味わいだということを伝えたい。また、AURAとEVOが一番美味しく吸える組み合わせであるということを知っていただけたら」と村谷氏。『Ploom AURA』と『EVO』のデビューからわずか1ヵ月という矢継ぎ早な新銘柄投入から、同社の自信と力の入れようがうかがえた。
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