上部から吊るされた1人用のゴンドラに乗った大西と岡崎が登場すると、会場は大きな歓声に包まれ、timeleszの「人生遊戯」を披露して開幕となった。クールに歌い上げたかと思えば、続く楽曲ではジュニアとともにアイドルらしさたっぷり、元気いっぱいなパフォーマンスを見せた。大西は「みなさん!俺たちに会いたかったですか!」と声をかけ、岡崎は「みんな”こたちゃん”って呼んで!」「ありがとうね!」とコール&レスポンスで盛り上げていった。
同コンサートは、最年少が8歳、最年長が24歳で、世代やユニットの垣根を越えたバリエーション豊かなパフォーマンスが見どころ。小中学生のジュニアも含めたポップでキュートなパフォーマンスから、大人っぽいスローなR&Bナンバー、椅子を使ったダンス、入り乱れるアクロバットなど盛りだくさん。夏衣装で明るく楽しく会場を一体にしたtimeleszの「バィバィDuバィ~See you again~」では、関西ジュニアらしい笑いを取り入れた演出で会場は大盛りあがり。ジュニアがステージを飛び出し客席の間で歌う楽曲もあり、会場は一体に。さらには、WEST.の「PUSH」で飛び散る火花を背にハードなダンスで、会場のボルテージを高めた。
大西&岡崎”ふがこた”やSpeciaLによるユニットでの楽曲や、ソロ楽曲も個性豊かに披露された。岡崎は、ドレスを着たマネキンとのダンスでソロ曲を歌い上げた。終盤ひざまづいてマネキンの手の甲にキスをすると、客席からは大きな悲鳴があがる場面も。
SpeciaLはきらめくターコイズブルーの衣装でまずは「センセーション」を披露。グループの持ち味のひとつである軽やかなアクロバットで視線を集めた。松尾はこの日にあわせて髪色を衣装と同じターコイズブルーに染め、意気込みは十分。グループでの楽曲のみならずソロ曲も披露し、抜群の歌唱力やジャズダンスのほか、タップダンス、ジャグリング、ローラースケートなど、伝統を感じさせるパフォーマンスも交えて観客を魅了した。
最後のあいさつで、岡崎が「初日が開けるまでに舞台の稽古も入ってきちゃって、本当にみんなには迷惑をかけて」と吐露。「『君からのYELL』とか、関西の曲やけど東京の子たちも盛り上がってくれて、今回のセットリストは僕たちのわがままをいっぱい実現していただいて」と仲間たちとスタッフへ感謝を伝え、「何より開催できたのはみなさんが来てくれたからで、本当にこんなにいっぱいの人が僕たちを観に来てくれるんだと思うと、1曲目からほんまにうるっときちゃって。すごいうれしいです」とファンへ思いを明かした。続けて「この感謝をコンサートで返していけているのかと思うとわからないですけど、端っこの方から皆さん見えていますので、今後も僕から幸せをお届けしていきたいなと思います」とし、「改めまして本日はご来場いただきありがとうございました」と伝えた。
大西は来場への感謝の言葉の後、「まじ最高やったっす。
アンコールは関西ジュニアの「バンバンッ!!」を披露。ステージ上に最後に残った2人は、「おれたちがふがこたー!」と力強く叫び、キャノン砲で金銀の紙吹雪が舞い散る中、ステージをあふれる笑顔で締めくくった。