クレベル・コイケとの4年越しのリベンジ戦に挑む朝倉未来が「やることをやってきたので楽しみです。前回からお互いにレベルが上がって、すごい試合になるんじゃないかなと思います」と意気込みを語った。
朝倉は昨年7月の『超RIZIN.3』で平本蓮に1ラウンドでKO負けして現役引退を発表するも、今年5月の『RIZIN男祭り』で元フェザー級王者の鈴木千裕に3ラウンドTKO勝利して、見事に復活を飾った。今回は3ヶ月以内のショートスパンとなるが、4年前の2021年6月に東京ドーム大会で一本負けしたクレベルへのリベンジに燃える。
クレベルは4年間で2度もフェザー級のベルトを巻いているが、朝倉は「強いけど今の俺なら勝てる」と強さを認めつつも、自身の成長によって勝利できるという強い自信を示した。クレベルの強力な寝技に対しても「最悪の状況からスタートして抜ける研究とか練習ずっと続けてきた。前回よりも打撃で踏み込んでいけるんじゃないかな」と戦略を明かした。
5月の鈴木戦から体重は70キロ台前半をキープしており「この体重で100%のパワーを出し続けられる練習をしてきた。昔は水抜きに頼って試合当日に1キロでも2キロでも増やそうと思っていたけど、試合に近い体重で階級が上の選手とずっと組んできたほうがコンディションはいい」と話した。
2週間前にはCEOを務める『BreakingDown』の大阪大会を成功させており、「ファイターとして特に得るものはないけど、試合の会場の雰囲気だったり、選手の戦う気持ちを近くで見てると、自分の試合のモチベーションにつながるところはありました」と好影響を受けている。
クレベルに勝利後は現王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフとの試合も期待されるが、多くのファイタカーからも対戦を要求されている。その中でも特にアピールしている萩原京平について聞かれると「アイツに言いたいことがけっこうあって。韓国大会の後に平本と一緒に酒を飲んで俺の悪口に花を咲かせて咲かせてたみたいな話をウワサで聞いて。戦うかもしれないやつと仲良くしてんじゃねえ」と厳しく指摘した。
さらに「アイツは名前のある選手ばっかり指名してるじゃないですが、自分の戦績もキレイじゃないのに。秋元(強真)くんも試合が決まってから『俺、空いてます』みたいな、最初からやる気ないのに値打ある見せ方してて、マジでダサいな。お前は1回は認められる試合をしてこいよって感じです」と一蹴した。