7人組“オルタナティブ歌謡舞踊集団”・龍宮城が、新曲「OSHIBAI」をデジタルリリースし、同曲のミュージックビデオを公開した。女王蜂・アヴちゃんのプロデュースにより昨年デビューを果たし、アニメ『黒執事 -緑の魔女編-』のエンディングテーマ「WALTZ」などで注目を集めてきた龍宮城にとって、「OSHIBAI」はセルフプロデュース体制に移行してからの第1弾楽曲となる。


 「OSHIBAI」は、内なる葛藤と解放をテーマに描いた楽曲。説法のように力強いバースセクションから、繊細なサビへの展開が特徴で、多様性を体現する構成となっている。歌詞には「もうおしまいからやるお芝居」「誰かにならなきゃやっていけんし」といったフレーズが登場し、新たな自分を“憑依”させるようにして現状を打破しようとする意思が込められている。

 リリース前には「WHAT'S ALTERNATIVE?」の文字とともにサウンドティザー映像が公開され、SNSを中心に話題となった。作詞はミュージシャンの辻村有記に加え、メンバーの齋木春空、KEIGO、ITARUが手がけ、3名からのセルフライナーノーツも公開された。

 龍宮城は今後、8月15日から原宿・LIFORK Harajukuで初のポップアップストア『龍宮城×龍TUBE POP-UP STORE 2025』を開催。10月からは全国秋ライブツアーを東北、関東、東海。関西、九州で実施する。

 さらに、11月2日開催の『バズリズム LIVE 2025』Day2(神奈川・横浜アリーナ)への出演が決定しているほか、2026年2月28日、3月1日には、今秋開業予定のTOYOTA ARENA TOKYOにて自身初のアリーナ2Daysワンマンライブを控えている。

 新体制で次なるステージに挑む龍宮城の活動に注目が集まる。

【「OSHIBAI」セルフライナーノーツ】
■齋木春空
弱い自分に打ち勝てるように、弱い自分を鼓舞する為の原動力を形にしたのが「OSHIBAI」という曲です。
誰しも持ってる2人の自分。

いつの間にか持ってる人もいれば、
自分を守る為に、自分をコントロールする為に心に宿してる人もいるでしょう。
そんなに深く考えないでも良かったあの頃。
いつからか責任感が伴い「大人」へとなる。
なりたくてなった訳じゃなくても、
成らないといけなかった。
成らざるを得なかった。
そんな誰かにならなきゃやっていけないほど
誰かが守ってくれなきゃ生きていけないほど
辛くて、時には自分をせめたくなるけれど自分を嫌いにならないで欲しい。
「憎悪」よりも「慈愛」から希望を見出して
明日の自分を好きであれる今日を生きるために
この曲と共にいつの日も
前向きに、ひたむきに進めますように。

■KEIGO
人と違うから優れている
人と違く在ろうとする
そうではなくて、
「自分らしく在る」ということ。
何よりも強く、美しいと、僕たちは信じてる。

龍宮城の音楽を受け取ってくれる人の背中を、
少しでも後押しできると願って、僕らは常にもがき、進み続ける。

常に新しいものと巡り合い、変わりゆく中で、
時を忘れ、心から音楽を楽しいと感じる、
美しいと感じるライブを届けるのは元より、
これから先も、龍宮城の音楽、表現に抱く熱い想いは変わらない。
これだけは確かなこと。


音楽に誠実に向き合って
終わりのない表現を突きつめて
この先の出会いに、いつまでも胸を膨らませて
龍宮城を生きる

■ITARU
「芝居」
この言葉には様々な意味があると思います。
誰かを演じる 誰かになりきる
調べると、語源は「芝の上に居てみる」
というものからきたとのこと。

そんな芝居というものが
どのように自分達と関わりがあるのか。
それはほんの目の前にあって。
毎日を戦っていると
1人の自分では、
扱いきれない
逃げたくなる
そんな時があると思います。

けれど
そこで戦い抜くために
新しい自分を見出したり
勇気をだして
いつもは躊躇っていることに挑戦してみたり。

そうやって
何度も何度も
自分を更新していって
自分という層を厚くしていく。
それが日常にある芝居であり、
新曲「OSHIBAI」に込められた思いです。
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