優木は「母子留学ですが、自分自身もこの機会にずっと学びたいなと思っていた英語とかを腰を据えて勉強したいです。
新天地での生活に目を輝かす優木は、生まれ故郷の佐賀県に「鰻の成瀬」を2店舗経営していて、時間があれば東京から出張するなど、すでに“二拠点生活”を経験している。今回のマレーシアで三拠点になるが、常に前向き、エネルギッシュな優木にとっては望むところだ。「せっかく新天地で生活するので、そこでのビジネスみたいなものもやってみたいなと思って、会社も作りました。すでに、年間のプロモーションをいくつかの企業さんから受けています。日本の企業がマレーシアに出店するとか、日本の企業の取り組みみたいなものをサポートして行く会社です。いろんな会社と提携していまして、不動産屋とか会社を作る時の会計士とか、そういった方をご紹介することも出来るサービスをしています」。
日本とマレーシアの架け橋となるべく飛び立つ優木は、東京学芸大教育学部を卒業し小学校教員の資格を持つ。2013年元旦には3歳年上の美容師と結婚。現在、11歳と8歳の娘がいる。結婚後もアクティブな活動は健在で「basiピラティス」のインストラクター資格を取得し、自身が主宰するオンラインボディサロン「resizestyle(リサイズスタイル)」を開設。プライベートラジオも運営している。
マレーシアを選んだ理由について、優木は「一番は気候が穏やかで安定している点。27度くらいの気候がのほほんと1年中続くんです。私、冬が苦手で寒いのがダメ。観光にぜひ来て頂きたいし、イスラム圏の方とはあまり触れ合ったことがなかったんですが、文化の違いに触れ合うことにより人間力を高める。自分たちだけが地球で生きているワケじゃないという感覚というか、そういったことを、子どもたちにも知ってほしい」と熱弁。
続けて「物価も日本より少し安めですし、治安も良いです。また、東南アジアの国々、どこへ行くのも近くて助かります。向こうにいる間に週末旅行とかでいろんな国に行けるんですよ。飛行機代も安いし、いろんな国に行ってその国の異文化を見て来たいです」と明かした。
早速、「マレーシアチャンネル」というYouTubeも立ち上げ、ナビゲーターをつとめている。「子どもとじっくり一緒にいられるのもあと少しかな。今までは給食でお弁当を作ったこともなかったんですが、マレーシアに行くと途端にお弁当生活が始まり、今までやってない主婦としての仕事‥自分が子どもたちの健康を守るんだという主婦としての役割も出て来ますので、そこに没頭したい部分もあるので。
夫は美容師の仕事があるため、日本に残る。帰国の頻度については「あまり帰れないです。子どもの夏休みの時とか子どもの長期休みに合わせて帰国し、タイミングが合えばお仕事をしてということになると思いますが、2~3ヶ月に1回はちょこちょこ帰ってくるのかなぁと思います。パパも心配ですし」と笑顔で答えていた。