独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公の白鳥健治(磯村)が、少子化による共学化で揺れる私立高校「濱ソラリス高校」にスクールロイヤー(学校弁護士)として派遣され、法律や校則では簡単に解決できない若者たちの青春に、必死に向き合っていく学園ヒューマンドラマ。
天文部復活への動きにも注目。3年桜組の高瀬佑(のせりん)は、小さい頃から地元のプラネタリウムに通っており、宇宙の話をロマンチックに、時に専門的に教えてくれるプラネタリアンに憧れているキャラクターで、その言動が見どころとなる。
■のせりん コメント全文
僕が演じる高瀬祐介は普段は物静かなのですが、星のことになると夢中になってしまうキャラクターです。個人的には、4話までにいろいろな問題が発生する中で、同時に進んでいた天文部復活への動きがどうなるかが注目ポイントです。ようやく日の目を見るタイミングになります。今回の話の中心となる江見ちゃんは、濱ソラリス高校で初めてできた後輩、かつ初めて星について話せる人で、江見ちゃんによって高瀬の心境にも変化が起こると思います。
磯村さん演じる健治は、優しくて、面白くて、フラットにみんなのことを平等に見ていて、へっぽこと言われながらもなぜか頼りがいのある人だと思います。そして、このドラマはひとことで言うと「小説のようなドラマ」です。詩的なセリフが多かったり、宮沢賢治の要素が入っていたり、映像でも不思議な世界観があったり、まるで小説を読んでいるかのような面白くて見応えのある作品になっていると思います。