渡邊は、写真を添えて「先日、炎上・誹謗中傷シンポジウムにて、ディスカッションに参加させていただきました。弁護士や政治家など様々な立場の方からの意見を伺って率直に思ったのは、加害者と被害者の溝は埋まらないということです。私は自分の経験上、被害者の気持ちしかわかりません。加害する側の気持ちや理由を知りたくて犯罪心理などの専門書を読みましたが、どれだけ考えても、100%の理解することはできませんでした」と率直な思いを記した。
続けて「様々な背景があるにせよ、他人が嫌がることをしないという人としての当たり前がなぜできないのだろうと、常々思っています(誹謗中傷だけでなく、あらゆる犯罪や不法行為に対しても同様)。誹謗中傷の加害者の中には、悪いことをしている自覚のない人、それが正義だと勘違いしている方も多々いるのではないかと思います。「誹謗中傷されたくなければ、SNSを使わずに静かにしていればいい」「普通の被害者はコメント欄を閉じる」と言う人もいますが、それは間違っています。本来、口を閉じるべきは傷つけている側なのですから」と指摘した。
その上で「私にとってSNSは、休職中、唯一社会と繋がっていられた場所で、同じような状況の人と気持ちを共有できたり、知恵を教え合ったり、とても意義のあるものでした。傷つけたり貶しめたりするのではなく、価値ある使い方を皆がするようになってほしいと願ってます。「なぜ加害者が守られる社会なのか」というタイトルでインタビュー記事も出ています。ぜひ読んでいただけたら嬉しいです」と締めくくった。