映像も芝居も1990年代のものに見えるのに、描かれているのは現代の社会問題。そんな時代が交錯した、異色のシリーズである『架空名作劇場」。今回「架空名作劇場」内で放送されるのは、90年代当時、その熱い志で視聴者から根強い人気を集めたとされる『人情刑事 呉村安太郎』シリーズ。“ファンの間で語り継がれる”伝説の神回が2夜限定で“復活”する。
主人公の刑事・呉村安太郎を平子祐希(アルコ&ピース)、高級バーのママ・大森真由美を友近が演じる。ファーストサマーウイカは、11日放送の「殺人フードデリバリー!団地妻の秘密」で、殺人事件が起きた部屋に住む団地妻・根岸つぐみ。前原は、18日放送の「闇バイトが殺される!復讐のニセ老婆」で、殺人事件の重要関係者である久松亨を演じる。数々のドラマ・映画に出演する2人が、“あの頃”の映像にどのように入り込むのか。
【コメント】
■ファーストサマーウイカ
「友近サスペンス劇場」を拝見して感動していたので、西井監督から直筆のお手紙とともにお声がけいただいたときは、是が非でも!と大喜びで参加させていただきました。せりふ回しはもちろん、メイクや衣装、小道具の細部にまで「あの頃」の空気が息づいていて、どのシーンも新鮮で刺激的でした。短い撮影期間、猛暑のなかでの撮影でしたが、現場は和やかで笑いが絶えず、本当に楽しい時間でした。
アルコ&ピース・平子さん演じる呉村刑事は、渋さとユーモアを兼ね備えた魅力的なキャラクター。
■前原瑞樹
西井さんが描く、懐かしのあの時へとまた戻ってくることができました。今回は生粋のおばあちゃん子をやらせてもらいました。西井さんチームには2度目の参加となるのですが、本当に皆さんが優しくて、何をやっても褒めてくれます。衣装を着たら似合ってる!カツラをかぶればぴったり!頭小さい!本当に気分良く調子に乗ってしまいそうになるのですが、年寄りっ子は三文安いとなってはいけないので、緩んだ気を引き締めて撮影に臨みました。なんか見たことあるようなあの時代ながら、現代ともつながる瞬間もあったりして、その架空ぶりも楽しませていただきました。名作の予感がしておりますので、ぜひお楽しみに!