日本ではまだ制度としての確立も曖昧な“おとり捜査”に真正面から挑む、警視庁内の異端チーム・通称“スティンガース”の活躍を描く、完全オリジナルの“爽快コンゲーム(だまし合い)エンターテイメント。
■第3話あらすじ
金さえ積めば誰でも一瞬で消すという殺し屋「シェンロウ」について、二階堂(森川葵)たちがスティンガースルームで話している。囮捜査の一環で、とあるバーにてチームでなごやかに飲んでいた時、屈強な体つきの店長に「一瞬で消してやるからな」とすごまれたのだ。店長は「シェンロウ」のことを言っていたのでは、と予想する水上(本郷奏多)に、くだらない都市伝説だと一蹴する乾(藤井流星)。そこに西条(玉山鉄二)がやって来て次の指令を出す。
相手は投資詐欺グループで、「何としてもこのだまし合いに勝ってもらいたい」のだと。二階堂が『仁井谷グループ巨額投資詐欺事件』の概要を説明する。架空の投資話を富裕層に持ちかけ、大金を集めては蒸発し、名前を変えて詐欺を繰り返していると。投資にはもともとリスクがあり、本当にだます意図があったか立証するのが難しい。しかし相手の懐に入り込む囮捜査なら核心に迫れると、西条は判断したのだ。
さっそく、ヴィンテージワインの投資セミナーに、関口(杉本哲太)が富裕層役、森園(志田彩良)が秘書役となり、二階堂と参加。詳細なワインの説明や、世界的なソムリエとの中継…さらに奇跡と言われるこのワインの試飲が始まると、投資家たちはどよめきだす…。