■「横綱みたい」父と祖父の言葉でダイエットを決意、言われたこと全てが頑張るきっかけに
――68kgものダイエットに成功されたとのことですが、どのくらいの期間で減量されたのでしょうか?
【あやまうさん】高校2年生の夏前から高校3年生の卒業までの約1年半です。昔から太っていて、高校1年生のMax116キロから68キロ減量し、48キロになりました。
――ダイエットを決意したきっかけは?
【あやまうさん】それまで「たくさん食べな、いつか勝手に痩せるから」と言ってご飯を食べさせてくれていた父と祖父に「横綱みたい、痩せろ」と言われたことが悔しくてダイエットを決意しました。
――太っていた時に、精神的に辛かったことやコンプレックスに感じていたことはありましたか?
【あやまうさん】学校ですれ違いざまに「デブ」や「女として見れない」と言われたり、見た目を根暗やブスと言われたのが辛かったです。
――逆に悔しさでダイエットを頑張る転機となった言葉などはありましたか?
【あやまうさん】言われてきたこと全てが悔しさで頑張るきっかけになりました。高校の制服が特注サイズだったり、着られる服がなくて妊婦さん用の服やメンズ服しか着られなかったりした状況も余計バネになったと思います。
■休日は朝から晩までウォーキング、停滞期には「減らした自分の努力を水の泡にはしない」と鼓舞
――ダイエット中は、どのような食事を意識されていたのでしょうか?
【あやまうさん】ヨーグルトとフルーツを合わせたヨーグルトボウルやご飯に納豆やキムチなど入れたダイエットボウルを作って食べていました。
――食事以外で、重点的に取り組んでいたことは?
【あやまうさん】主に運動を頑張りました。放課後に2、3時間ウォーキング、休日は朝から晩まで歩いていました。戸田からさいたま新都心まで歩いたり、暇さえあれば筋トレもしたり、基本は階段を使用するなど日常生活でも運動量を増やせるように徹底していました。
――モチベーションはどのように維持していましたか?
【あやまうさん】体重が思うように減らない時期もあり、元が太りすぎていたので痩せられるのか漠然とした不安が常にありました。
■減量後は性格も明るく変化「努力して変化するきっかけを与えてくれた過去の自分に感謝」
――減量後、ご家族やご友人などはどのような反応でしたか?
【あやまうさん】家族や親戚からは「別人になった」と言われ、最初は病気を疑われるほどでした。それまで冷たかった異性も急に優しくなり、荷物を持ってくれたり、ご飯を奢ってくれたり、優しい言葉をかけてくれるようになりました。痩せる前に「女として見れない」と言ってきた男友達から、「冗談だった」とデートに誘われ告白されることもありました。
――ダイエットに成功して、どういった部分が大きく変わりましたか?
【あやまうさん】性格が明るくなり、自分が人からどう見られているかを気にしなくなったので、友達が増え、声も大きくなり、ハキハキと人の目を見て話せるようになりました。服のサイズも気にしなくて良くなったので、オシャレやメイクにも気を遣うようになり、生活が楽しくなりました。太っていた過去の自分が、努力して変化するきっかけを与えてくれたことで今の自分があるので、過去の自分に感謝しています。
――見た目のコンプレックスに悩む方へ、どんな言葉をかけていきたいですか。
【あやまうさん】私自身ダイエットや垢抜けについて発信していますが、それは「みんなが痩せればいい」や「可愛くならないと」という気持ちではなく、私を見て「自分でも頑張れそう。こんな人がいるんだから大丈夫」などと自信を持ったり、何かを始めるきっかけにしてもらえたらいいなと思っています。今は、ルッキズムで見た目に対する悩みは多いと思いますが、どんな状況でも気にする必要はないし、別に人に合わせて無理に自分に厳しくならないでほしいなと思います。