7月28日の『超RIZIN.4』でクレベル・コイケに勝利した朝倉未来が5日、YouTubeチャンネル「ガチの朝倉未来」に動画を投稿し、次の試合の対戦相手としてフェザー級王者のラジャブアリ・シェイドゥラエフを指名した。

 4年越しクレベルへのリベンジに成功した朝倉は、試合直後のマイクで次の対戦相手として1勝1敗となったクレベル、2年前に敗れたヴガール・ケラモフ、そして「注射の仮病ニキ」こと平本の名前をあげた。

 その後の会見では「選択権があるなら平本」と指名したが、また怪我で出来ないんじゃないですか、どうせ。復帰1回目でやったら、あーだこーだ言われても面倒なんで、ちゃんと(平本が)絶好調の時にしっかりやってやりたいなと思ってます」と万全の体調での再戦を希望した。

 また、9月の名古屋大会でシェイドゥラエフvs.ビクター・コレスニックのフェザー級タイトルマッチが行われるが「あのベルトは元々俺のために作られたと思ってるし、俺がRIZINのフェザー級を盛り上げてきた自負があるので、最後に絶対ベルトを取りに行きたい」と意欲を示していた。

 大会から10日後に公開された動画で、試合直後から練習を再開していることを明かした朝倉は、カメラマンに「次戦は誰を狙ってるの?」と聞かれると、「俺は一番強いヤツとやりますよ。9月のタイトル戦でシェイドゥラエフが勝てば指名させていただきます、当然」と宣言。「シェイドゥラエフとやるとなれば、とんでもない練習を再開していることをしないといけないんで。追い込みをこのまま続けて、研究も続けて分析して攻略できると思うんで」と早くも決戦を見据えた。

 RIZIN榊原信行CEOも、『超RIZIN.4』大会後の会見で朝倉が9月のタイトルマッチの勝者に挑戦する権利があると明言。5月に鈴木千裕、7月にクレベルと元王者に連勝した朝倉が、ついにベルト獲得なるか。それともMMA無敗の最強王者が9月もコレスニックに勝利し、大みそかにも朝倉からベルトを守るか。早くも年末の大会に向けてフェザー級が動き出した。

 なお、朝倉は動画で平本に対しては「アイツは興味ない。仮病でどうせやんないでしょ」「たまにミット打ちの動画を出して、上からの評論を続けて自分はここにいるよって頑張っていくんじゃない」と眼中にないと発言した。

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