“演歌第7世代”は、2010年代後半から頭角を現してきた若手男性演歌歌手によるユニットで、2021年11月27日に東京・日経ホールで第1回公演を開催。
辰巳は「まだ実感はありませんが、これをひとつの区切りとして、今日は今年1年の中でも特に大事な一日になると思います」と語った。
共演者からもそれぞれコメントが寄せられ、彩青は「第7世代が始まったときから先陣を切って、いろいろと頑張ってくださった辰巳さんは、われわれやまわりへの心配り、お客さんへの心配りが素晴らしくて、いろいろと勉強させていただきました。寂しい思いはありますが、今日は最後まで笑顔いっぱいでお送りしたい」と感謝を述べ、二見は「先輩・辰巳ゆうとさんの背中を見ながら自分の中でも成長したものが多いので、寂しくはなりますが、これからも演歌・歌謡界の中で常に先頭に立っていただきたいですね。卒業したあとは、辰巳ゆうとさんという目標に向かってみんなが頑張っていくのでは…」と語った。
青山は「“演歌第7世代”のなかで辰巳さんは誰よりも情熱が熱かったと思います。ここまで続いたのも辰巳さんの存在が大きかった。これからわれわれも情熱を絶やさず、卒業された新浜レオン先輩、そして辰巳ゆうと先輩に恥じないようなステージを心がけていきたい」とし、ゲスト出演の原田波人は「辰巳さんが卒業されるので僕が入学させてもらえるのかなという思いもありますが、このステージに立たせていただけるのはうれしいですね。ゲストに選んでいただけて光栄です」と語った。
コンサートは2部構成で、前半は青山、辰巳、二見、彩青、原田の5人で「青春時代」を歌って幕開け。
後半は「第7世代プレイバック!あの歌をもう一度!」と題して「硝子の少年」を全員で披露。さらに、「昭和100年 男女のレジェンド曲を!」では辰巳、青山、原田が「みだれ髪」、二見と彩青が「古城」をデュエットした。新曲コーナーでは、辰巳が「迷宮のマリア」とロングヒット中の「運命の夏」を歌唱。フィナーレでは全員で「明日があるさ」や「また逢う日まで」を歌い、全29曲を届けた。
辰巳は終演後、「今日はみんなの歌を聴きながらみんなが成長しているんだなと、つくづく感じました。僕は今日で卒業しますが、“演歌第7世代”はこれからも続いていきますし、去年卒業した新浜レオン君が紅白にも出場したので、自分もその波に乗りたいですし、仲間のみなさんにも僕の背中をお見せできるように頑張っていきたい」とコメントした。
辰巳は、7月30日に9枚目のシングル「運命の夏」の新仕様(G/H/Iタイプ)をリリースし、8月19日にはコンサート『辰巳ゆうとフェスティバル~運命の夏祭り~』を東京・品川プリンスホテル ステラボールで開催予定。その後も『辰巳ゆうとコンサートツアー2025』などのステージを控えている。