会場となったLIVE HOUSE FEVERは、グループがお披露目ライブを行った2015年8月6日と同じ日・同じ場所。10年越しの“原点回帰”となった公演にはチケットがソールドアウトとなる観客が詰めかけ、Stagecrowdでの独占生配信も実施された。
ライブは、9枚目のシングル「ラブ・ミー・モア」で幕開け。メンバーの木葭ののが「新代田、始まったぞ!踊る準備はできてるか?」とあおると、フロアは熱気に包まれた。「イッツ・マイ・ターン」「熱風は流転する」など代表曲を次々と披露し、バトル風のポーズやセリフも交えた迫力あるステージングで観客を魅了した。
最初のMCでは、この日が結成10周年であることを報告。「10年前から出会ってくれてる人も、いつ出会ってくれた方も全員幸せにします」(奥津マリリ)、「10年前のこの日、この場所で、私たちは始まりました」(佐藤まりあ)といった言葉が飛び出し、温かな拍手が送られた。
続いてはインディーズ時代の楽曲を集めたメドレーが展開。「すききらいアンチノミー」ではダックダンス、「アイドル・フィロソフィー」では観客とのクラップと合唱、「アイム・アフター・タイム」ではランニングマンと、多彩な振り付けとグルーヴで個性を発揮した。
中盤では、名バラード「シスター」やメジャーデビュー曲「ドント・ストップ・ザ・ダンス」などが披露され、サウンドや表現の幅広さを存分に見せた。「カップラーメン・プログラム」や「テレフォニズム」では表情やボーカルのトーンを巧みに変化させ、「ポジ子とネガ乃」ではフリーダムなダンスで会場を沸かせた。
10thシングル「迷っちゃうわ」では、アンニュイな表情と歌声で恋心の葛藤を描写。
後半は、「ロック★with you」「Gimme Five!」などでフロアがジャンプと声援に包まれるなか、インディーズ時代のライブ定番曲「ライブ・ライフ」で本編を締めくくり。日向ハルは「フィロソフィーのダンスは私たちの人生そのものです。これからも歌って愛を届けさせてください!」と叫び、10年の歩みに想いを込めた。
アンコールでは、当日にリリースされたニューシングルのカップリング曲「Philosophy is dance!」を初披露。「GO SURVIVE」ではシンガロングが起こり、「ダンス・ファウンダー」で最後までフロアを躍らせた。佐藤は「みなさんがいたからこそ、私たちはキラキラとダイヤのように輝けてるわけです」と感謝を述べ、木葭は「これからもっともっとみなさんを照らして、幸せを届けていくので応援よろしくお願いします」と意気込んだ。
なお、フィロソフィーのダンスは現在、10thシングル「迷っちゃうわ」のリリースイベントを各地で開催中。11月6日には、東京・EBISU LIQUID ROOMにてJuice=Juiceとの対バンイベント『Live Synergy 2025 Anniversary Edition』の開催も決定している。