動画配信サービスNetflixで配信中の本作は、バンド活動に命を懸ける若者たちの青春音楽ラブストーリー。この日は、特にエモーショナルな展開の第9話と最終話の第10話が上映され、ライブシーンではスクリーンに向かって歌い、ペンライトを振って盛り上がることができるスペシャルイベントとあって、会場には応援グッズを手にしたファンが続々と集まった。
第9話と第10話の上映の合間に登壇した佐藤と宮崎は、「無限にある」(佐藤)という撮影エピソードの一部を披露。その中で宮崎は、第9話で自身が演じるドラマー・西条朱音、町田啓太演じる高岡尚、そして志尊演じる坂本が出演するシーンについて語った。
朱音が「TENBLANKをやめます」と切り出し、高岡が「TENBLANKはもう終わりだ」と続くシリアスな場面で、「その場から走り去る私に向かって、坂本が『ちょ、待てよっ!』って木村拓哉さんのようなせりふを言ったんです。台本には『西条!』としか書かれていなかったので、あれは志尊さんのアドリブ。マジか、と思いましたけど、朱音としては泣いているので笑えなくて。カットがかかった後に一人で笑ってしまいました」と振り返った。
佐藤も第7話で坂本が朱音をバックハグするシーンを例に挙げ、「僕の中であのシーンは、『俺じゃダメか』なんですよ。志尊は木村拓哉さんが憑依していた」と語り、1993年放送のドラマ『あすなろ白書』の名せりふを思い出していたことを明かした。さらに坂本がかけている黒縁眼鏡についても「取手くんの眼鏡に見える」と補足し、会場は笑いに包まれた。