超常現象に造詣の深い謎の男・北斗を演じた宮舘。クセの強いキャラクターだったそうで「自分にとって難しい役柄でした」と告白。また、ほかのキャストたちから約二週間後にクランクインしたといい「空気が出来上がった中に入ったので、夏休み明けの転校生のような気持ちでやらせていただきました(笑)」と振り返った。
クランクインのシーンでは、かなりの長ゼリフをひと回しでやらせてほしいと監督に志願したという宮舘。「演技を音で覚えていたので、自分の間合いを大事にしたくて一連で撮らせてくださいとお伝えしました」と話し、「“胡散臭さ”を出すために眉毛の演技にも挑戦しています」とも明かしていた。
今作は原浩氏による第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作の同名作品を実写映画化。ある日久喜雄司の元に、かつて戦死したはずの祖父の兄・貞市が書いたという謎の日記が届くところから始まる。“火喰鳥、喰いたい”という生への執着が記されたその日記を読んだ日を境に、雄司と妻の夕里子の周囲では、不可解な出来事が頻発するようになる。
完成披露試写会には水上恒司、山下美月、森田望智、豊田裕大、本木克英監督も登場した。