◆まさかの鎖骨で産卵したキンカンチョウ「奇跡の瞬間を目撃できて嬉しい」
――まさかの飼い主さんの肩の上で産卵したうにちゃんですが、決定的瞬間を収めた当時の状況について教えてください。
「いつものように鎖骨あたりで寝ていたのですが、モゾモゾと動き出し、普段の様子と違っていました。なんか様子がおかしいなと思い、動画で撮影していたら、そのまま鎖骨のくぼみで産卵しました」
――うにちゃんは、飼い主さんのほっぺたにピタリと引っ付き産卵していました。TikTokでは「小鳥飼ってる人からしたら爆泣き映像」「愛溢れすぎ」「暖かくて安心できる場所なんですね!」「主さん動じてないのすごい!!自分だったらアワアワする」などと驚きに声が寄せられました。産卵する瞬間に立ちあえた感想は?
「人が見ているところで卵は産まないものだと思っていたので、奇跡の瞬間を目撃できてとても嬉しかったです。うにちゃんをお迎えして数ヵ月しか経っていないのに、ここまで信頼されているとは思ってもいませんでした。うにちゃんとの信頼関係をきちんと築けていたんだと、改めて確認することができて安心しました」
――出産後、声を出して喜ぶ顔がとても可愛らしく印象的でした。産後で身体が疲れているはずなに、大切に卵を温めていましたが、うにちゃんのその後の様子を教えてください。
「産卵後しばらくの間は、温めていました。ですが、そのうち興味を無くし、飛んでいきました。体力の回復も、そのまま首元でしていました」
◆とても人懐っこい性格のうにちゃんとの生活で、今では鳥なしでは生きていけない
――TikTokには「たまごは巣に置いてあります。無精卵なので産まれないです」とコメントを残していました。
「卵は数日経ってから巣から撤去しました。卵を完全に産まないようにするのは難しいので、カルシウムやネクトンを摂取するなど、日頃の栄養管理に気をつけています。あとは発情させないようにスキンシップを控えたりしています」
――TikTokでは「よほど安心できる場所なんだね」といった声もありました。飼い主さんとうにちゃんの仲の良い関係性が伺えます。どのように関係を深めていったのでしょうか。
「とにかく話しかけるようにしています。もともととても人懐っこい性格だったので、そこまで懐かせるのに苦労はしませんでした。とはいえ、始めの頃よりも懐いてきたなと感じています。うにちゃんの嫌がることや怖がるようなことは、絶対にしません。病院などのどうしようもない時は、そのぶん褒めたり愛でてあげるようにしています」
――鳥たちと生活する中で、大切にしていることや幸せを感じる瞬間について教えてください。
「今では鳥なしでは生きていけないぐらい支えられています。