タカラトミーが、一般社団法人日本玩具協会主催「日本おもちゃ大賞2025」で大賞3部門を含む計11商品の受賞を果たした。トミカブランド55周年を記念した『グランドモールトミカビル』や、リカちゃんハウス『おしゃべりオートロック 2階建てのグランメゾン』などが大賞を獲得し、玩具業界を代表する存在感を改めて示した。


 大賞は『トミカ・プラレールブロック のりものブロックタウンボックス』(エデュケーショナル部門)、『グランドモールトミカビル(トミカ55周年記念特別仕様)』(アクション部門)、『おしゃべりオートロック 2階建てのグランメゾン』(共遊玩具部門)の3点。「トミカ」ブランドとしては初の2部門での大賞受賞となり、「トミカワールド」としては3年連続の大賞に輝いた。評価ポイントとして、組み立てる段階でのりものの特徴や仕組みを理解できることや、子どもたちに身近なシーンを再現し他商品とも合体可能な遊びの幅広さ、誰もが楽しめるユニバーサルデザインの工夫などが挙げられた。

 さらに、累計150万台を突破したベビートイ『くまのプーさん えらべる回転6WAYジムにへんしんメリー』がヒット・セールス賞を受賞。世界的ヒットとなっている『BEYBLADE X(ベイブレードエックス)』シリーズが特別賞を受賞した。同シリーズは1999年に誕生以来、80以上の国と地域で累計5億2000万個以上を出荷しており、25年10月には世界大会「BEYBLADE X WORLD CHAMPIONSHIP 2025」の開催も控える。

 優秀賞では『リカちゃん にぎやかイルミクレーンみんなでいこうよラウンドワン』(ベーシック部門)、『ポケモン スマホロトム SHAKE』(キャラクター部門)、『早押しクイズボタン』(ゲーム&パズル部門)、『ぷにるんず サンリオキャラクターズ』(デジタル部門)、『ポケモン ぴょこぷにゅ』シリーズ(バラエティ部門)、『ピカチュウといっしょ!おしゃべりことばスキャナー』(共遊玩具部門)の6商品が選出された。

 「日本おもちゃ大賞」は2008年に創設され、今年で17回目。今回は44社、350点の応募から選出された。大賞をはじめとする受賞商品は、8月に開催される「東京おもちゃショー2025」でも展示され、幅広い世代に向けて紹介される予定だ。
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