Prime Videoは、Amazon MGMスタジオ製作の新番組『セフレと恋人の境界線』を、9月3日よりプライム会員向けに独占配信する。このたび、短編恋愛映画3本の実話を基にした“曖昧な関係”を映し出す映画版予告と、象徴的なシーンを切り取った映画ポスター&場面写真6枚が解禁された。


 本作は、『バチェラー・ジャパン』『ラブ トランジット』シリーズ、『最強新コンビ決定戦THEゴールデンコンビ』など数々の話題作を手掛けてきたPrime Videoが新たに贈る、現代の恋愛関係に切り込む新しい形のバラエティ番組。YOU、高比良くるま(高=はしごだか/令和ロマン)、サーヤ(ラランド)、千葉雄大ら異なる恋愛観を持つMC陣が、恋愛のカタチが多様化する令和を生きる人々の等身大の恋愛模様を描いた3本の短編映画を観ながら本音&赤裸々トークを繰り広げる。

 3本の短編映画を手掛けるのは、映画『愛がなんだ』やドラマ『1122 いいふうふ』など数々の話題作を生み出してきた今泉力哉監督と、長編デビュー作『ナミビアの砂漠』が第77回カンヌ国際映画祭・国際映画批評家連盟賞を受賞し一躍世界の注目を集めた山中瑶子監督。気鋭の監督陣がそれぞれの世界観を凝縮させて描く短編映画に、中田青渚、金子大地中村ゆり、永岡佑、前原滉、山下美月、芳村宗治郎ら今話題の実力派俳優陣が集結した。

 一作目の「恋人になれたら」(監督:山中瑶子氏/脚本:今泉かおり氏、今泉力哉氏)では、主人公の田辺徒子(中田)が偶然出会ったウェブデザイナーの松山聡(金子)に魅かれ始め、何度目かのデートの日に終電を逃したことで一夜を共に…。聡からはいつになっても「付き合おう」という言葉は出てこず、意を決した徒子がある日「私たちって、どういう関係?」と聞くと、2人の関係は予想外の展開を見せる。まさに“セフレと恋人の境界線”に揺れ動く心を描いた物語。

 二作目「結婚学入門」(監督:今泉力哉氏/脚本:今泉かおり氏、今泉力哉氏)の主人公は、人気雑誌の編集長として働く38歳の池上紗南(中村)。恋愛よりも仕事や自分の時間を優先し、寂しさは気楽な関係のセフレで解消…という充実した日々を送っていた紗南は、地元の結婚式で人気者の同級生だった竹林圭太(永岡)と再会。2人は結婚前提の交際を始めるが、誰かと一緒に暮らすことで、長年の一人暮らしで築き上げてきた自分のルーティーンが徐々に崩れていくことにストレスを感じてしまう。飾らず自然体で何でも話せるセフレと、優しくて真面目な“理想的な”彼氏。正反対の2人の間で揺れ動く紗南が下す決断とは?仕事にもプライベートにも全力投球な紗南が結婚や恋愛に真剣に向き合う姿を描いた大人の恋愛物語となる。


 三作目「特別な人」(監督・脚本:今泉力哉氏)では、主人公の川端智子(山下)と大学時代の後輩の藤原一樹(芳村)の、“セックスもする友達”のような曖昧な関係を描く。川端に恋心を抱き始めた藤原は、彼氏がいる川端からの「別れるかも」、「プロポーズされるかも」などの発言に振り回される。しかし川端にとって藤原は彼氏に言えないようなこともすべて本音で話せる“特別な人”。そんな関係を甘んじて受け入れていた藤原だが、その関係性も次第に変わり始め、物語は驚きのラストを迎える。一枚も二枚も上手な川端と、ピュアで奥手な藤原が織りなすリアルな会話劇が観る者の共感を呼ぶストーリーだ。

 解禁された映画版予告では、曖昧な関係を描く実話を基にした物語のあらすじと見どころが明らかになる。好きな人との曖昧な関係を脱して恋人になりたいという願いや、結婚を前提とした交際に戸惑いを見せる大人の心情、恋人でも友達でもない“特別な関係”を巡る2人の関係など、さまざまな恋愛観や心情がリアリティたっぷりに描かれる。

 また、新たに解禁された場面写真は、各作品の登場人物たちの曖昧な関係に揺れ動く姿やドキドキするような距離感を切り取った、物語を象徴する全6枚。気鋭の監督陣と実力派俳優陣が集結し、三者三様の恋愛観をリアリティたっぷりに描き出す短編映画にも期待が高まる。

 なお本作は、スタジオMCによるトークを含む本編(全4話)の配信に加え、スタジオトークが入らない短編映画(3作品)を含む全7話構成にて配信する。

■今泉力哉監督 コメント(「結婚学入門」、「特別な人」の監督、三作すべての脚本を担当)
私はこれまでも、まだ名前のつかないような、でも確実にこの世界に存在する曖昧な関係についての映画をつくってきたのですが、今回、改めて”2人のことは2人にしかわからないな”と思いながら、「セフレと恋人の境界線」を手がけました。
短編映画のキャスト陣もスタジオメンバーも好きな方々ばかりでとても楽しかったです。
YOUさん、ずっと好きだったのでお会いできて光栄でした。このバラエティや短編映画を見て、なにか学べることがあるとも思えませんが(笑)、自分だけじゃないんだ、とか、自分のほうがマシかも、とか思いながら、誰も否定されない恋愛について、恋愛のめんどくささ、苦しさ、愛おしさについて、なにか感じてもらえたらうれしいです。

■山中瑶子監督 コメント(「恋人になれたら」の監督を担当)
今泉監督にお誘いいただき参加しました。素晴らしいスタッフ・キャストが集まり、とても楽しく作ったので、その雰囲気が出ているところが好きです。
スタジオの皆さんが副音声的に見てつっこんでくださるというわたしにとっては新たな試みで、いったいどんな風になるんだろうと想像もつきませんでしたが、本当におもしろく見ました。人それぞれが持つ恋愛におけるどうしようもなさが見られます。一緒にハラハラしてもよし、ふーんと見てもよし!門戸は開かれている番組です!
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