俳優の高石あかり(高=はしごだか)が主演を務める第113作目となる2025年度後期(大阪制作)の連続テレビ小説『ばけばけ』。繊物工場の女工仲間・せん役として、安達木乃の出演が決定した。
連続テレビ小説初出演となる。

 本作は、島根で生まれ育ったヒロイン・松野トキがつまずきながらも前向きに生きていき、世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師と出会い、“怪しい話好き”という共通点から次第に心を通わせていく。実在の人物である松江の没落士族の娘・小泉セツ(1868-1932)をモデルとしているが、大胆に再構成して登場人物名や団体名などは一部改称してフィクションとして描く。原作はなく、脚本はふじきみつ彦氏が手掛ける。

 安達が演じるのは、トキと共に雨清水家の織物工場で働く仲間。ちょっと抜けたところもあるが、それが愛きょうとなって場を和ませるムードメーカー。不器用ながら、家族のために健気に働く。

 同じく女工仲間・チヨ役に、倉沢杏菜の出演も発表された。

 2人の起用に、制作統括・橋爪國臣氏は「倉沢杏菜さんは、これまでさまざまなドラマで拝見し、その繊細なお芝居に魅了され、いつかご一緒したいと思っていました。安達木乃さんは、その明るさと温かさで、物語にかけがえのないぬくもりを与えてくれる方です。高石あかりさんと共に、倉沢さん、安達さんが織りなす織物工場では、厳しい時代の中にも、確かに存在する年相応の青春ときらめき、そしてささやかな喜びが満ちあふれています。三人が集うことで生まれる、みずみずしいシーンになっています」とコメントした。


 このほか、岩谷健司、前原瑞樹、阿佐ヶ谷姉妹の出演も発表された。

■安達木乃、コメント
せん役を演じさせていただきます、安達木乃です。
あまり豊かな暮らし向きではない時代に生きづらさを感じながらも、小さな幸せを見つけては大いに喜ぶせんに、私自身も元気をもらいながら演じました。
その温かな空気感をみなさまにもお届けできたら嬉しいです。
大好きな朝ドラに初めて参加させていただけること、そして『ばけばけ』という作品の一員として生きられること、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
『ばけばけ』とともに迎える朝が今からとっても楽しみです!
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