そんな中、顧客満足度調査を実施する株式会社oricon MEは9月1日、最新の「2025年 ふるさと納税サイトランキング」を発表。【ANAのふるさと納税】が、3年連続4度目総合1位を獲得した。また総合2位には【楽天ふるさと納税】、総合3位には【さとふる】がランクインした。
「ふるさと納税サイトランキング」は、2019年から今回で7回目。2024年にふるさと納税サイトを利用し、各自治体に寄付をしたことのある全国3,238人の回答を元に発表している。
総合1位となった【ANAのふるさと納税】は、評価項目別でも、同ランキング発表開始以来、初となる「全5項目1位」を記録。特に“寄付までのわかりやすさ”などを評価した「手続きのしやすさ」、“返礼品や寄付内容に関する特集記事やコンテンツの充実さ”などを評価した「コンテンツの充実さ」、“寄付金の使い道への対応度”などを評価した「地域振興への貢献」の3項目は3年連続の1位、利用者が重視する傾向が最も高く、“寄付先・返礼品の選びやすさ”などを評価した「サイトの使いやすさ(※1)」は、2019年の調査開始以来7年連続の1位となった。また“返礼品のラインナップ”などを評価した「返礼品の魅力」では初の1位を獲得している。
※1.「サイトの使いやすさ」は2021年は「アプリ・サイトの使いやすさ」の名称で発表
実際の利用者からは、「同じような返礼品が並んだ時に、値段や量を比較しやすかった(20代・女性)」、「ランキングで人気商品がわかりやすく、寄付先を検討する際に役立った(30代・男性)」、「ANAのサイトのデザインにより、全体的に見やすく、操作もしやすいので使いやすかった(40代・女性)」といった声が良い点として寄せられている。
総合2位の【楽天ふるさと納税】は、今回で5年連続のTOP3入り。評価項目別では「返礼品の魅力」での2位を含め4項目がTOP3入りしたほか、部門別では、男女別「女性」で4度目の1位、年代別「60代以上」でも1位を獲得した。
総合3位の【さとふる】は、2年連続6度目のTOP3入り。
今年7月31日に発表された総務省「ふるさと納税に関する現況調査結果」によると、2024年度(2024年4月1日~2025年3月31日)のふるさと納税の受入額は、対前年度比約1.1倍増となる約1兆2,728億円に上り、過去最高金額を更新。こうした背景もあってか、新規サービスの参入が続く「ふるさと納税サイト」は、今回の調査で「調査対象企業」が前回の17社から24社に増加している。
こうした新規参入の中で、総合4位に初ランクインしたのが、LINEヤフー株式会社が2024年12月にサービス提供を開始した【Yahoo!ふるさと納税】。評価項目別では、「サイトの使いやすさ」、「手続きのしやすさ」の2項目で2位とTOP3入り。部門別では、年代別「50代」で1位を獲得した。また、アマゾンジャパン合同会社が2024年12月にサービス提供を開始した【Amazonふるさと納税】は、「高評企業(※2)」に初選出。部門別の男女別「男性」では、総合1位の【ANAのふるさと納税】と同点1位となっている。
※2.高評企業:規定人数の半数以上の回答があり、総合得点が60.0点以上の企業
【2025年 おすすめのふるさと納税サイトランキング】
(オリコン顧客満足度(R)調査)
1位 ANAのふるさと納税 74.0点
2位 楽天ふるさと納税 73.5点
3位 さとふる 73.1点
4位 Yahoo!ふるさと納税 73.0点
5位 ふるさとチョイス 72.7点
※6位以降、評価項目別ランキング、部門別ランキング、調査概要等は「オリコン顧客満足度(R)」公式サイトをご覧ください。