俳優の當真あみが主演を務める、日本テレビ系7月期水曜ドラマ『ちはやふる-めぐり-』(毎週水曜 後10:00)の第9話が、3日に放送された。佐野勇斗が、筑波秋博役でドラマ版に初登場し、ついに瑞沢OBが全員集合した。


 原作『ちはやふる』はシリーズ累計発行部数2900万部を超える大ヒット漫画。2016年、18年に映画化された『ちはやふる-上の句・下の句・結び-』では、瑞沢高校に入学した主人公の綾瀬千早(広瀬すず)が、仲間と共に競技かるた部をゼロから作り、全国大会優勝を目指し、成長していく物語が描かれた。

 今作は、映画から10年後の世界を描く。廃部の危機にある梅園高校・競技かるた部の藍沢めぐる(當真)が、顧問として赴任してきた大江奏(上白石萌音)と出会い、成長していく姿が描かれる。そして、全国大会出場を目指し、高校最強の瑞沢高校に挑んでいく。

※以下、ネタバレあり

 第9話は、東京都第2代表の座を懸けた敗者復活戦・最終予選の模様を描いた。最終予選前日、梅園かるた部のもとに、奏が大きな荷物を抱えて帰って来た。最終予選の前にみんなにひと目でも会いたくて、約束の袴を持って駆けつけたのだ。まさか会えると思っていなかった梅園メンバーは大喜び。めぐるも「お帰りなさい!」と笑顔がはじけた。

 最終予選当日、会場ロビーでは、花野菫(優希美青)と駒野勉(森永悠希)が鉢合わせ。梅園に肩入れする駒野に、菫は「そんな不義理なことあります!?」と文句タラタラ。
そこにスーツ姿の筑波秋博(佐野勇斗)が合流した。瑞沢の応援に来たかと思いきや、筑波は運営側で「どっかに肩入れするわけにいかないのよ」と言い残して行ってしまう。しばらくして真島太一(野村周平)も会場に駆けつけた。

 そして、最終試合前には空港で足止めを食っていた千早が西田優征(矢本悠馬)と一緒に会場に駆けこむ。相変わらずドタバタの千早にあきれる太一、駒野、筑波、菫。その姿を見つけた月浦凪(原菜乃華)が「あや先生!」と千早に抱きつき、瑞沢メンバーが千早の前に勢ぞろい。千早は「待たせちゃって本当にごめんなさい。みんなここまでよく頑張ってくれたね」といい、選手たちの緩んだタスキを結び直す。太一たち瑞沢OBもそれを手伝う。その思いを受け止める凪や折江懸心(藤原大祐)を、千早が力強く送り出した。

 最後の戦いは梅園対瑞沢。審判が「読手は、大江奏A級公認読手です」と伝えると、梅園メンバー、観覧席の千早や駒野ら瑞沢OBも驚いて目を見張った。
読手席に現れたのは、凛とした袴姿の奏だった。

 瑞沢OBの全員集合に視聴者からは「全員集合でやばあああいいい!」「何この神展開!」「全員集合は嬉しすぎる~」「全員集合とか泣けてくる」「役者、そろいすぎ」といった声が寄せられている。
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