「9年前にまだ何者でもない映画青年だったときにチャンスをくださったのがNetflix」と語る藤井監督は、「先輩方の作品でどんどん大きくなるNetflixとともに、自分も成長したいと思いながらやってきた9年」と振り返った。
次回作については「次の作品は30代最後の作品になる」とし、「30代でたくさんの作品で出会わせていただいた総力戦みたいな、日本のチームで世界で戦える作品にしたいなと思って、海外を飛び回って準備をしています。激しめなアクションで、自分にとっても勝負になるエンターテインメントを準備していて」と現況を明かした藤井監督。
『イクサガミ』では「純日本人のチームで日本のすごさを、時代劇をどうアップデートするかを岡田さんと一緒にすごくディスカッションして作った作品」とし、次作は「もう少しだけ自分の視野を広く持って、世界の皆様にどう見てもらえるんだろうといま画策している」と告白。
「時代劇のアクションもすごく楽しかったんですけど、もう少し”戦闘能力”の高い円熟したアクションはどんなものなんだろうと」とさらにアクションを追求するとし、「予算的なものと直結するのがアクションとVFXが大きい。そこに挑戦できる環境は今まで自分には少なかったので、Netflixで見せられるしっかりといたエンターテインメントとして、勉強させてもらっているような感じです」と語った。
藤井氏が登壇したPart1「実写作品」にはほかに、大根仁氏(映像ディレクター)、佐藤信介氏(映画監督)、山田孝之(俳優・クリエイター)、高橋信一氏(高=はしごだか/Netflix)が登壇。
その後実施されたPart2「アニメ作品」には、大塚学氏(株式会社MAPPA 代表取締役社長)、吉川広太郎氏(株式会社トムス・エンタテイメント取締役 上席執行役員)、見里朝希氏(映像作家・アニメーション監督)、根本宗子氏(劇作家・演出家)、山野裕史氏(Netflix)が登壇した。