本作は、すれ違うことすらないはずの2人が出会い、大きな隔たりを越えて惹(ひ)かれ合うラブストーリー。堅い家庭で育ったまじめすぎる高校教師・愛実(木村)が、文字の読み書きが苦手なホスト・カヲル(ラウール)に言葉や社会を教える秘密の“個人授業”を続ける中で次第に距離を縮めていくも、さまざまな批判や非難、憎しみ、嫉妬が容赦なく2人を襲う。
第9話ではついに家を出て一人暮らしを始めた愛実のもとに川原(中島歩)がやってきて婚約破棄を申し入れる。「愛情というより執着だった」という川原はカヲルの怪我は自分が殴ったからだと正直に告白。愛実もまた「私も正直にいいます。彼に心を奪われていました」とカヲルへの恋心を認める。
働いていたホストクラブが閉店となり、行き場のなくなったカヲルのもとに川原が愛実の住所をもってやってくる。婚約破棄した事実を告げ、2人を後押しする川原。カヲルは、愛実の部屋を訪れるが買い物に出かけた愛実とすれ違ってしまう。しかし、近所の公園で寝ていたカヲルは“初めての買い食い”をする愛実と無事、遭遇。2人は再会を果たすことができた。
ラストシーンでは、2人で水辺に腰掛けながらアイスを“あ~ん”し合うほほ笑ましい場面も。