「白睡蓮」は、作詞・松本隆、作曲・TAKURO(GLAY)、プロデュース・亀田誠治という顔ぶれによって制作された壮大なバラード。7月に配信リリースされ、9月3日にCDが発売されたばかりだ。
ツアーは5月8日の埼玉・ウェスタ川越公演からスタート。デビュー26年目の幕開けとなる今回、氷川は“表現者としての現在地”を明確に示すべく、「KIINA’S LAND」と名付けたステージで、演歌・ポップス・ロックなどジャンルを超えた構成に挑戦している。
東京公演初日の夜公演は満席の1900人が詰めかける中でスタート。黄金に輝く衣装で「龍昇鳳舞」を披露した氷川は、「今日はお忙しい中、ようこそお越しいただきました」と挨拶。「神戸以来、約1ヶ月ぶりのコンサート」と明かしながら、再会の喜びを語った。
続くステージでは、和傘と着流しで江戸情緒を表現する「大江戸出世小唄」、漁師風衣装で船“絆丸”に乗り込み歌った「きよしのソーラン節」など、多彩な演出で観客を魅了した。
中盤には、9月6日に48歳の誕生日を迎える氷川に向けて、ステージ上でバースデーケーキがサプライズ登場。氷川は「みなさんの心に寄り添えるようなことを発信していきたい」と感謝と決意を述べた。
後半では、「Party of Monsters」や「限界突破×サバイバー」などを披露し、観客と一体となって会場の熱気は最高潮に。本編終了後のアンコールでは、白の燕尾服に着替えて再登場し、松田聖子の「赤いスイートピー」をカバー。
その後も「白睡蓮」、自作詞曲「WALK」、さらにラストには再び「Party of Monsters」をサプライズで歌い、全24曲の公演を締めくくった。
同公演はきょう5日も同地にて昼夜2公演が開催される。