モデル・俳優の堀田真由が、日本テレビ系『アナザースカイ』(毎週土曜 後11:00)の新MCを10月4日の放送から務めることが27日、発表された。2024年10月から1年にわたってMCを務めた、山本舞香からバトンを受け継ぐ。


 同番組は、「忘れられない空がある」というコンセプトのもと、多種多様なヒストリーを持つゲストが世界や日本国内のゆかりのある地を訪れる様子に密着し、自身のルーツや人生観・仕事観について本音を引き出していくドキュメンタリー。スタジオでは、MCがゲストと共にロケの映像を見ながら、ゲストのさらなる本音や裏話を引き出していく。

 新MCに就任した堀田は、2014年に行われたアミューズオーディションフェスでWOWOWドラマ賞を受賞し、2015年に俳優デビュー。2017年度下半期の連続テレビ小説『わろてんか』で注目を集め、以降数々のドラマ・映画に出演。2022年放送の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では主人公・北条義時(小栗旬)の2番目の妻である比奈役を演じ、話題となった。

 また、2020年1月から今年5月までの間、ファッション雑誌『non-no』の専属モデルとしても活躍し、さまざまなファッションスタイルやメイク、ライフスタイルを発信。若い女性たちの憧れの存在として、その透明感あふれる笑顔と自然体な表現で読者を魅了してきた。

 MC就任にあたって、堀田は「視聴者の方々と同じ目線で、ゲストの方の旅を通じて行ったことのない世界に連れていっていただけることに、ワクワクしていますし楽しみです。私らしい新たな番組づくりに微力ながらも携わっていけるよう頑張ります」とコメントを寄せた。

 初回放送では、堀田が故郷・滋賀の原風景を巡り、幼いころからの夢をかなえるまでの歩みを辿る旅へ。長浜市では、郷土料理であり堀田が子どものころからよく食べていたという「焼鯖そうめん」を堪能。また、幼少期から滋賀を離れるまで10年間通ったバレエ教室の恩師と9年ぶりに再会する。
俳優として活躍する堀田のことを恩師はどう見ていたのか。

 堀田が俳優を目指す原点ともなった映画『るろうに剣心』のロケ地でもあり、高校時代を過ごした近江八幡では、情緒あふれる町並みを背景に、八幡堀を和舟でめぐりながら、当時の思いを語った。さらに、通っていた高校を訪れた堀田は高校時代からの親友と再会。親友が堀田の意外な素顔を語る。

 そのほか、彦根城や地元の花火大会、堀田が家族で通った中華料理店を訪れるなど、堀田の魅力に迫る。

【堀田真由コメント】
――『アナザースカイ』MC就任が決定しました。決まった時は、どのように感じましたか。
まさか!という感じで本当に驚きました。この春にゲストとしてパリに行かせていただいたばかりで、ゲスト側の席に座っていたのが、MCをお受けするとなれば、秋からは向こう(MC側)の席に座ることになるのか、という驚きでいっぱいでした。新しいフィールドで知らない自分にもっと出会っていきたいと思っていた中、このようなチャンスはほかにないなと思ったので、やらないという選択肢は自分の中にはありませんでした。

それと、家族に「もしもMCのお仕事の機会があればやってほしい?」ってちょっと聞いてみたんです。「絶対にやってほしい」と言われて。
家族もそんな風に喜んでくれるお仕事であるなら、ますます絶対にやりたいと思いました。

――MC初回は堀田さんのアナザースカイ。滋賀への思いは。
前回のパリは、俳優の仕事を始めてから仕事との向き合い方や考え方が変わった場所でした。今回、生まれ育った故郷の滋賀というのは表現者になる以前の私自身が育った場所なので、私が表現者になっていく道筋の中での、根っこの部分を見ていただける回になっていると思います。パリのときとは違った、より自分らしい、どれも自分ではあるけれど、俳優という肩書のない「堀田真由そのもの」の原点を知ってもらえるのかなと思います。お芝居をしているときは役になっていて、自分自身を深掘りしてもらうことがないので、ありのままな姿を見せることにちょっとドキドキします。

――ロケの見どころは。
通っていた高校のシーンです。教室に入った瞬間、自分で想像していた以上に感情が高まってしまいました。昔から「落ち着いてるね」と言われることが多くて、普段はテンションの振れ幅が安定している方なので、感傷的になったり感動をしたりと、感情がこんなにも湧き上がってくるとは思っていなかったので、驚きでした。

高校時代から長く一緒にいる友達とだからこそ引き出された、仕事の姿とは全然違う私の肩ひじ張らない頑張っていない姿を見てもらえたらうれしいです。


――今田さんとの収録を控えての気持ちは。
前回の『アナザースカイ』のように今田さんがMCをされている番組で何度かお会いしたことがありますが、レギュラーでご一緒するのは初めてなので、これから関係を構築していきたいなと思います。私自身が、バラエティーなどフィールドが違う場所に行くときにはどこか緊張するのですが、そういったときに番組の空気感がやわらかい雰囲気だとリラックスできるので、ゲストの方が自分の思いを語っていただきやすい空気感を出せるといいなと思います。ベテランの今田さんがいらっしゃるので、しっかりと橋渡しをしていきながら、間合いを感じながら私自身もちょっとずつ何かを入れ込んでいけるようになれればと思っています。

――番組のMC就任にあたっての意気込みや視聴者の方にメッセージをお願いします。
ゲストの方々の旅を通して私自身も、土地の魅力や、ゲストの方がその土地に行かれた背景の物語、言葉、生き方などさまざまな人生に触れられる、すばらしい機会をいただけたなというふうに思っています。私もMCという立場でありながらも、視聴者の方々と同じ目線で、ゲストの方の旅を通じて、行ったことのない世界に連れていっていただけることにワクワクしていますし楽しみです。

これまでのアナザースカイの長い歴史を守りながらも、私らしい新たな番組づくりに微力ながらも携わっていけるよう頑張ります。
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