2003年8月25日の『坂崎幸之助のお台場フォーク村』第1夜「吉田拓郎×THE ALFEE」の放送から22年。
22年7月に地上波フジテレビ系で放送された『LOVE LOVE あいしてる 最終回・吉田拓郎卒業SP』を最後にテレビなどあらゆるメディアへの出演がなかった吉田だが、この度、フジテレビのスタジオにて行われた番組収録にゲスト参加。第1夜の出演以来、22年(171夜)ぶりの出演となった。
今回の特別番組で演奏する曲は、すべて吉田自身が選曲。CMソングとしても起用されヒット曲となった「ガンバラナイけどいいでしょう」や、『LOVE LOVE あいしてる』のテーマソングでもある「全部だきしめて」のほか、吉田が作曲し、1978年にいしだあゆみがリリースした「今夜は星空」、さらに、吉田が広島でR&Bバンドとして活動していたアマチュア時代にカバーし、最も得意としていた想い出深いナンバー「涙が頬をぬらす時」(What's a Matter Baby(Is It Hurting You) / ティミ・ユーロー)を披露した。
「今夜は星空」は、『LOVE LOVE あいしてる』放送当時から、“篠原ともえ”の“シノラー”とは違う一面として、普段は低音域、且つハスキーな声質を持つ少女という印象を持っていた吉田が、その歌声を生かすことを確信し「これこそ篠原ともえに!」と、歌唱をオファーし今回の収録で実現した。
また、トーク収録では、吉田が広島から上京した時の話をはじめ、『LOVE LOVE あいしてる』の出演をきっかけに人生が変わったという感慨と共演者たちへの想いなどを語った。