大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の“今後”が、10日までに明らかになった。2025年日本国際博覧会協会(万博協会)が7日に臨時理事会を行い、資料で公表した。


 万博閉幕(10月13日)に向けて示された同資料では「大阪・関西万博IPの活用状況と今後について」報告。

 「大阪・関西万博IP(ロゴマーク、ミャクミャク、デザインシステム、大阪・関西万博の名称)について、商品へのライセンスや協賛者・出展者、政府・自治体・関係団体等による使用期限をこれまで閉幕10月13日までとしていたところ、経過措置として、来年3月末まで継続することとしている。(9月上旬までに順次通知済み)」と説明。

 さらに「その上で、ミャクミャクをはじめとしたIPは、いのち輝く未来社会のデザインをテーマとした大阪・関西万博の顔として定着し、引き続き人気が高く、日本各地での地域活性化にも一役買っていることから、以下の場合には、2026年4月以降も商品ライセンスや政府・自治体・関係団体等によるIP使用(商用は有償。非商用は原則無償で検討中。)を可能とすることとしたい」とし、使用可能範囲や事業実施手法が明記された。

■大阪・関西万博IPの活用状況と今後について(全文)
1.公式ライセンス商品の販売状況
製造事業者は約400社
会場外オフィシャルストア全国24店舗(EC含む)
会場内オフィシャルストア4店舗、サテライトストア16店舗(会場内計20店舗)
8月末時点で総売上約800億円。
公式ライセンス商品の売れ筋商品は次のとおり
・ミャクミャクぬいぐるみくじ
・カプセルフィギュア
・黒ミャク
・コラボ商品(ICOCAイコちゃん、サンリオ)

2.大阪・関西万博IP、公式ライセンス商品の今後について
大阪・関西万博IP(ロゴマーク、ミャクミャク、デザインシステム、大阪・関西万博の名称)について、商品へのライセンスや協賛者・出展者、政府・自治体・関係団体等による使用期限をこれまで閉幕10月13日までとしていたところ、経過措置として、来年3月末まで継続することとしている。(9月上旬までに順次通知済み)

その上で、ミャクミャクをはじめとしたIPは、いのち輝く未来社会のデザインをテーマとした大阪・関西万博の顔として定着し、引き続き人気が高く、日本各地での地域活性化にも一役買っていることから、以下の場合には、2026年4月以降も商品ライセンスや政府・自治体・関係団体等によるIP使用(商用は有償。非商用は原則無償で検討中。)
を可能とすることとしたい。
【大阪・関西万博IPの使用可能範囲】
(1)大阪・関西万博を記憶に刻み、理念の継承・発展に資するもの
(2)SDGs(持続可能な17の開発目標)の推進に資するもの
(3)地域活性化に資するもの
※なお、2026年4月以降「大阪・関西万博」の名称・呼称は非商用の使用に限り無償使用とする方向で検討中。


3.事業実施手法
現行のライセンス運営管理業務委託と同様に外部委託により運営予定
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