俳優の杉咲花が主演する映画『ミーツ・ザ・ワールド』(10月24日公開)より、杉咲、南琴奈、板垣李光人が歌舞伎町を笑顔で駆け抜けるシーンの撮影を振り返るコメント付き特別映像が解禁となった。

 本作の原作は第35回柴田錬三郎賞を受賞した金原ひとみの同名小説で、舞台となるのは新宿・歌舞伎町。製作チームは実際の歌舞伎町に根付いた映画にすることを重視し、徹底して歌舞伎町ロケにこだわった。

 昨年7月、実際に歌舞伎町でロケが敢行され、杉咲、南、板垣が撮影に臨んだ。由嘉里(杉咲)とキャバ嬢・ライ(南)が中華料理屋で食事を楽しんでいると、偶然、ホストのアサヒ(板垣)と居合わせる。アサヒの呼びかけを由嘉里は無視しようとするが、アサヒの後輩たちもぞろぞろと登場し、逃げ場のない状況に。アサヒの誘いに観念した二人は歌舞伎町へと駆け出していく。由嘉里とライ、そしてアサヒが笑顔でネオン街・歌舞伎町を歩いていくのが印象的なシーンだ。

 杉咲と南は一番楽しかったシーンとして本シーンを挙げ、杉咲は「3人で走っているシーンって、青春だと思ってました」と撮影を振り返った。板垣も実際に歌舞伎町で撮影したことについて「歌舞伎町という場所で撮影できて味わえているのは、アサヒという役を演じる上でもうれしいです」と感慨深げに語っている。

 本作は東京・歌舞伎町を舞台に、自分を好きになれない27歳の女性・由嘉里が、新たな世界と出会う姿を描く。由嘉里が歌舞伎町で出会う人々として、南(ライ役)、板垣李(アサヒ役)、蒼井優(作家ユキ役)、渋川清彦(BAR「寂寥」店主オシン役)らが出演する。

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