俳優の上戸彩が14日、大阪・中之島の大阪市中央公会堂で『OSAKA光のルネサンス2025』プロジェクションマッピング初回上映セレモニーに登場し、ディズニー・アニメーション・スタジオ最新作『ズートピア2』(公開中)をアピールした。

 『ズートピア2』は、動物たちが人間のように暮らし、誰もが何にでもなれる楽園を舞台に、ドラマチックでミステリアスな物語に現代社会に通ずる深いメッセージが込められた「ズートピア」シリーズ最新作で、世界的な大ヒットとなっている。


 張り屋なウサギ初の警察官・ジュディと、皮肉屋だけど根は優しいキツネのニック。ある日、100年ぶりに街にヘビが現れたことをきっかけに、ふたりはズートピア誕生の裏に隠された“驚くべき秘密”に迫っていく。

 上戸は『ズートピア2』の日本版声優を務め、前作に続き、9年ぶりにジュディを演じた。「再び日本版声優をやらせていただけるという喜びと(ストーリー的には)前作から1週間後という設定なので、そこに9年のブランクを感じさせないように気を付けました。9年も経って少し感覚を忘れてしまっていた部分もあるのですが、もう1回いちからジュディの声を作る気持ちでやりました。娘が厳しくて、家でちょっとこそっと一言練習した日には“ママ、それ違うよ。ジュディの声じゃない。ママの声だよ”と言われました。結構ダメ出しされて一緒にスタジオに来てほしいぐらいでした」と振り返った。

 ジュディの魅力については「一生懸命なところは応援したくなりますよね。時々ドジをしてしまうこともあるけれど、彼女らしく一生懸命に前しか見ずに突き進むというのが彼女の魅力だと思います」と語った。

 また、上戸は劇中に登場する新たなキャラクターたちの豪華声優陣も紹介。
二ブルズ役の江口のりこに関しては「江口さんがあんなテンションであんな声がだせるんだという意外性も楽しみの一つでした」、ウィンドダンサー役の高嶋政宏(※高=はしごだか)に対しては「イベントでいつも“グー”って顔を揺らして馬のマネをしてくれるんですけど、それでまた盛り上がったりとかして、本当にいい声されているなと感じていました」と明かした。トカゲの重鎮・ヘイスース役の柄本明については「ヘイスースの声ができるのはやっぱり柄本さんしかいないなっていうくらいの貫録を出してくださいましたね」と証言した。

 さらに、ジュディ以外のお気に入りのキャラクターについて聞かれると、上戸は「フラッシュです!前作でも出てきた運転免許センターの受付をやっているナマケモノのキャラクターなんですけど、前作ではフラッシュがでてくるところでは海外でも日本でも笑いが起きるようなシーンだったんですが、本作ではカッコイイ出方をしているので、フラッシュが(映画のいいところを)全部持っていってしまうんですよね。うらやましいなっていうくらい。ファンがものすごく多いキャラクターだと思います」と熱弁。

 そして、「新キャラクターがたくさん登場するので、推しキャラクターみつけてほしいなって思っています。小さいお子さんがかわいい!と思って観られる映画でもありますし、大人の方にとっては本当に心に突き刺さるメッセージも込められている映画です。自分らしく生きていくことや、本当のパートナーの見つけ方とかとか、そういったことに関するヒントが本作には込められていると思います。もう観た方はまた映画館に行って、違う角度で新しいところを見つけてほしいなと思いますし、まだ観ていない方もぜひお友達やご家族、お孫さん、おじいちゃんおばあちゃんも皆で観に行っていただきたいなと思っています!年末年始はぜひズートピアで染まってください!」と呼びかけた。

 同作は、大阪の冬の風物詩『OSAKA光のルネサンス』のプロジェクションマッピングと連携。会場には『ズートピア2』公開記念スペシャルクリスマスツリーなどが展示され、水辺の風景を生かした光のプログラムが楽しめる。この日は、大阪市の横山英幸市長も参加した。
クリスマスの12月25日まで開催される。
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