昨年12月5日より公開中のディズニー・アニメーション映画『ズートピア2』が、日本国内で記録的な大ヒットを続けている。12月28日時点で、国内累計動員数は586万8788人、興行収入は81億1721万円を突破。前作『ズートピア』(2016年/最終興収76億円)を公開からわずか23日間で上回り、ディズニー&ピクサー・アニメーション史上最速となる24日間で80億円突破という快挙を達成した。

 年末年始も勢いは衰えず、興行は好調そのもの。100億円突破も目前と見られており、達成すればウォルト・ディズニー・ジャパン配給作品としては『アナと雪の女王2』(2019年)以来、6年ぶりとなる。

 世界的にもその勢いは群を抜いている。全世界興行収入は14億ドル(※約2233億円/Box Office Mojo調べ、1ドル=156.58円換算、2月29日時点)を突破し、『アナと雪の女王』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』を上回るヒットとなっている。

 そんな本作の盛り上がりを語るうえで欠かせないのが、頑張り屋なウサギの警察官・ジュディと、皮肉屋だが根は優しいキツネのニックという名コンビの存在だ。中でもニックは、「メロすぎる」とSNSを中心に熱狂的な支持を集めている。

 ディズニー・アニメーションはこれまでも、『アラジン』のアラジンや、『塔の上のラプンツェル』のフリン・ライダー(ユージーン)など、一見“ちょいワル”に見えながらも、実は誠実で思いやりにあふれた“ギャップ系”キャラクターを数多く生み出してきた。

 相棒の猿・アブーと共に盗みを働いたりする一方で、貧しい子どもたちにパンを分け与える心優しい一面もあるアラジン。自由を求める王女ジャスミンに対しては、「僕を信じて」と優しく手を差し伸べ、多くの女性を沼らせた。ユージーンもまた、王国で名を馳せる泥棒だったが、ラプンツェルと出会い行動を共にする中で、実は自分よりも相手を思いやる優しさに満ちた一面が明らかになり、多くの人の心をときめかせた。そうした“メロい”存在は、作品の枠を超えて長年愛され続けている。

 ニックもまた、その系譜に連なるキャラクターだ。もともとは詐欺師として生きてきた彼は、過去のトラウマから皮肉屋な一面をのぞかせる。しかし、ウサギ初の警察官として奮闘するジュディと出会い、行動を共にする中で、誰よりも優しく、誠実な本性が次第に明らかになっていく。口達者で、普段はひょうひょうとしているが、その裏に隠された本当の姿とのギャップに、世界中のファンが心をつかまれた。

 続編となる『ズートピア2』では、さまざまな動物たちが暮らす夢の楽園<ズートピア>誕生の裏に隠された秘密へと物語が踏み込み、ジュディとニックの絆が改めて試される展開が描かれる。ニックは新たな局面で、これまでとは違う表情も見せ、ファンの熱量をさらに高めている。

 SNS上では、「ニックほんとメロい!!!」「アラジンとフリン推しだった私、まんまとニックに沼る」「格好良すぎてガチ恋」といった声が続出。日本版声優を務める森川智之の“イケボ”も相まって、その魅力は加速度的に広がっている。

 ディズニー・アニメーションが誇る“メロすぎる”キャラクター、ニックの魅力を、ぜひ劇場の大スクリーンで味わってほしい。

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