本作は、1970年代後半、日本の音楽シーンに革命を起こした若者たちの姿を描く青春音楽映画。原作は、当時のシーンを間近で体験した地引雄一の著書『ストリート・キングダム』。名もなき若者たちの衝動とエネルギーが、日本の音楽史にどのような影響を与えたのかを描き出す。
舞台は1978年。スマートフォンもSNSも存在しない時代、自分たちの音楽を自分たちの手で届けようとする若者たちが現れた。楽曲制作から録音、レコード制作までを自ら行う「D.I.Y.」の精神で、メジャー中心だった音楽業界に風穴を開け、自主レーベルの設立やオールスタンディングのライブ、ロックフェスの開催など、現在の音楽カルチャーの原点となるムーヴメントを築き上げていく。
「ロボトメイア」というバンドでベースを担当するサチを演じた吉岡は、本作でベースに初挑戦。田口監督から「自分でも表現していいんだと思えた」というパンクへの思いを聞いたといい「やれないと決めつけてはいけないというか、やれるのだからやってみればいいっていう、それを自分も感じながら映画に参加していました」と語った。
役を演じるにあたっては、「もちろんモデルがいらっしゃるんですけど、その方をただなぞるっていうことではなくて、トモロヲ監督から『自分がどう思っていて、どう感動して、どうワクワクしてるかを撮っているから、自分自身がもっともっと楽しんでほしい。もっともっとどう思うか乗せてほしい』と言ってくださったのがうれしくて。なぜなら普段、自分の意思を押し殺して表現したり、人の前に立たなきゃいけないシチュエーションも多いので、その演出はすごく愛があるなって思いました」と本作で感じた思いを語った。
最後のあいさつでは「今までパンクのことをあんまりわかっていなかった」という吉岡。「自分らしく、自分として生き抜くということがパンクなんだと感じました。私もパンク精神を持って毎日頑張って過ごしてみたいなと思いました。そんなパワーを届けていきたい」と呼びかけた。
イベントにはほか、峯田和伸、若葉竜也、間宮祥太朗、中島セナ、大森南朋、中村獅童、宮藤官九郎(脚本)、田口トモロヲ監督も登壇した。
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