アニメ『銀魂』の完全新作映画『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』(公開中)の約5分にわたる本編の冒頭映像が6日、解禁された。あわせて、アジア各地域での劇場上映と、本作のキャストによる「もっとみんなで大炎上!『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』副音声上映」が発表された。


 映像は、暗闇の中燃えるような朱色に満ちた不夜城――華やかさと哀しみが同居する、太陽が昇らない地下都市・吉原桃源郷から幕を開ける。賑やかな街路を歩く阿伏兎(CV:大塚芳忠)は天戸屋で足を止めるなり、高所に置かれた吉原一の花魁・日輪(CV:井上喜久子)を見上げ「あの辺のランクなら、帰りがけに遊んでみてもいいかもしれねぇな」とぼやく。

 すると、スリで生計を立てる一人の孤児・晴太(CV:三瓶由布子)が、すかさず「あれはダメだ、あんたたちじゃ届かねぇ。日輪太夫、この街1 番の花魁だ。気に食わなきゃどんだけ金積まれようが殿様だろうが相手にしねぇ。それに、あの女はオイラが先に唾つけてんだ」と反論しながら雀の涙ほどの金を支払に。晴太が走ってその場を去ると顔面を包帯巻きにした神威(CV:日野聡)が姿を現し「使えそうだね、あの女」と冷淡に言い放つ飄々とした態度を見せる。

 シーンは一転、明るく賑わう江戸の町に。すれ違い様に銀時(CV:杉田智和)の懐から財布を掠め取る晴太。しかし、その必死な瞳の裏側には、吉原の頂点に君臨する花魁・日輪へと繋がる、あまりにも切実で孤独な理由が隠されていた。銀時はいつもの態度を崩さぬまま、ファミレスでパフェを奢らせながらも、大人としての“粋”と“優しさ”を説く。銀時の晴太を包み込むような余裕が垣間見えるこのシーンは、物語の始まりを告げる重要なハイライトだ。


 そんな感動のシーンで幕を開ける『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』だが、本映像の冒頭には、『銀魂』ファンなら思わずニヤリとしてしまう「諸事情により本当の本編冒頭はお見せできません。映画館で見てね!!!」というテロップが。期待を裏切らない“銀魂節”は今作でも健在だ。

 また、アジアでの公開地域は台湾、韓国、香港、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、タイとなる。

 副音声上映に登場するのは、坂田銀時役・杉田智和、志村新八役・阪口大助、神楽役・釘宮理恵ら万事屋メンバー。さらに、近藤勲役・千葉進歩土方十四郎役・中井和哉、山崎退役・太田哲治らの真選組メンバーをあわせた計6人のキャスト陣。本編の上映に合わせて、各シーンやアフレコを振り返るエピソードトークを繰り広げる。

『銀魂』は、2003年12月から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載がスタートした空知英秋氏による漫画が原作。架空の江戸を舞台に「天人」と呼ばれる異星人らによって支配された世界で、何でも屋の坂田銀時とそれを取り巻く人々が織りなすSF時代劇コメディー。

 19年6月に完結したコミックスは、累計7300万部を突破する人気作品。06年4月にテレビ東京系でアニメの放送がスタートし、劇場アニメ化、小栗旬主演で実写映画化もされている。

 『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』の物語の舞台は地下遊郭都市・吉原。
“夜王”鳳仙に支配され、光を失ったこの街に足を踏み入れるのは、万事屋の銀時・新八・神楽の3人。原作史上最も熱い珠玉の名エピソード・吉原炎上篇を完全新作アニメとして映画化された。
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