この数字は、ピクサーのオリジナル作品として『リメンバー・ミー』以来となる高水準のオープニング成績。さらに、続編ではにオリジナルアニメーション作品としてはこの10年間で最高のオープニングとなった。
本作は、ユニークな“もしもの世界”を描いてきたピクサーが、新たに「もしも動物の世界に入れたら」という発想から生まれた物語。主人公メイベルは、おばあちゃんと過ごした大切な森を守るため、極秘テクノロジーを使い、見た目はビーバー中身は人間となり、動物たちの世界へ飛び込んでいく。
メイベルは、人間たちによる高速道路の建設によって森が破壊される脅威を訴えると、動物界の王たちによる“動物大評議会”が招集されることに。この評議会の中で最も尊敬され恐れられている存在が、昆虫たちの頂点に立つ“虫の女王”。オリジナル版で声優を務めるのは、名優メリル・ストリープだ。
ダニエル・チョン監督はキャスティングについて、「虫の女王役は登場した瞬間から、威厳と存在感を放つ必要があり、メリル・ストリープ以外に考えられませんでした。彼女と最初にオンライン上で面会し、初期段階の脚本を説明したのです。そして彼女は作品のトーンとコメディ性を明確に理解し、面白い場面で必ず笑ってくれました。とても気さくで遊び心にあふれた方で、虫の女王役はメリル以外ありえませんでした」と説明している。
メリル・ストリープといえば、『プラダを着た悪魔』(2006年)のカリスマ編集長ミランダ役で知られ、5月に公開予定の20年ぶりの続編『プラダを着た悪魔2』にも注目が集まっている。
もちろん、ストリープ本人はミランダのイメージとは異なり、収録現場では気さくで遊び心にあふれた姿を見せていたという。チョン監督は「一緒に仕事をするのは緊張するかと想像していましたが、実際の彼女は本当に気さくで、ユーモアに溢れた人でした。声の収録ではさまざまな声や演技を惜しみなく試してくれて、真の名匠の仕事を間近で見ることができて感動しました。コメディは彼女にとって自然な表現であり、心から楽しんで演じていることが伝わってきました」と語っている。
『プラダを着た悪魔』のミランダは、“悪魔”と称されながらも、圧倒的な先見性と仕事へのプロ意識、そして仕事と家庭の両立に葛藤する人間味を併せ持った人物。今回の“虫の女王”にも、どこか通じる一面があるような…。
日本版では、虫の女王の声を俳優の大地真央が担当。字幕版と日本語吹替版それぞれ魅力的な作品となっている。
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