米ロサンゼルスで現地時間15日(日本時間16日)に開催された世界最高峰の映画賞「第98回アカデミー賞」授賞式を生中継したNHK BSの特番に、俳優の瀧内公美がゲスト出演。“推し”として公言してきたポール・トーマス・アンダーソン監督(PTA)の受賞に涙を浮かべながら喜びを語った。


 アンダーソン監督が手がけた映画『ワン・バトル・アフター・アナザー』は、作品賞、監督賞、脚色賞、助演男優賞(ショーン・ペン)、編集賞(アンディ・ユルゲンセン)、新設されたキャスティング賞(カサンドラ・クルクンディス)の計6部門を制覇。今回の最多受賞作となった。

 番組内で瀧内は、「PTAが取りましたね。本当にうれしいです。親戚なの?というくらい一度も会ったことはないんですけど、ずっと応援し続けてきたので本当にうれしい。感謝です」と、喜びを爆発させた。

 アンダーソン監督は世界三大映画祭(カンヌ・ベネチア・ベルリン)の監督賞を制覇しつつも、オスカーには縁がなかった。これまで『ブギーナイツ』『マグノリア』『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』『インヒアレント・ヴァイス』『ファントム・スレッド』『リコリス・ピザ』でノミネートを受けながら無冠が続いていたアンダーソン監督。

 今回ついに悲願を達成し、脚色賞を受賞したときには「私がもらっていいのか」、監督賞受賞時には「この賞を取るまで本当に長い道のりだった。心から感謝している」と語り、この日3つ目のオスカー像(トロフィー)を手にした時は「なんて夜だ」と語った。

 これまでアンダーソン監督の作品を追い続けてきたという瀧内は、「なぜ受賞できないんだろうとずっと思っていた。映画に対して常に真摯(しんし)で愚直な姿勢の監督が受賞してくれて、本当にうれしい」と熱弁していた。


 一方、瀧内自身も出演する映画『国宝』は、日本作品として初めてメイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされたものの惜しくも受賞は逃した。レッドカーペットで笑顔を見せる李相日監督を見て、「現場では見たことのない李さんの笑顔。(現場では)ずっとしかめ面してて。今ほっとしてるんでしょうね。笑顔にほっとしました」とコメントする場面も。また、「豊川京子さん(ヘアメイク)は役者を気持ちよく現場に送り出してくださる方ですので、京子さんがこの賞にノミネートされたことが、私は個人的にすごくうれしい」と話していた。

 番組のエンディングで廣瀬智美アナウンサーから「『国宝』チームの皆さんからお話を聞いてくださいね」と声をかけられる場面もあったが、瀧内は最後までPTA監督への祝福の言葉を口にし、「本当におめでとうございます」と笑顔でコメントを締めくくった。
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