サンリオ大賞で子どもが学んだ一票の重み 「投票するのって大事...の画像はこちら >>


 国政選挙の投票率低下が叫ばれて久しい昨今。子どもながらに、投票に行くことの大切さを身をもって実感したのは、Xユーザー・英才さんの2人の娘さんです。


 6月29日に開催された「2025年サンリオキャラクター大賞」にて、推しのキャラクターが優勝を逃してしまったのだとか。今回投票を見送ったことを後悔している、というエピソードが、Xで大きな反響を呼んでいます。



 サンリオキャラクター大賞は、年に一度開催されるサンリオキャラクターの人気投票イベント。2025年は4月10日から5月25日の間で投票が行われ、公式サイトやサンリオショップ店頭等にて投票を受け付けており、特に今年は40回目という節目を迎えることから、注目を集めていました。


 英才さんの娘さんらは、揃って「シナモロール」の大ファン。サンリオのいちご新聞やグッズを購入したり、サンリオピューロランドやシナモロールカフェに行ったりなど、日常的に推し活に励んでおり、例年キャラクター大賞の投票も行っていましたが、今年はとある理由から見送ることにしたのだそう。


 シナモロールと言えば、誰もが認める人気キャラクターのひとり。サンリオキャラクター大賞では2020年から5連覇を果たし、すでに絶対王者として君臨していたため、「例年の投票で勝利に貢献した」という実感が得られていなかったことが、今回参加しなかった理由のようです。


 しかし、結果は「ポムポムプリン」に第一位の座を明け渡すかたちに。公式サイトで結果を確認した後は、少し残念そうにしながら、「今年も(シナモンに)投票したら良かったね」「自分の投票分なんて大した影響ないって思っても、投票するのって大事だね」「選挙もそうだね」といった会話を親子で交わすなど、学びの多い出来事となったようでした。


サンリオ大賞で子どもが学んだ一票の重み 「投票するのって大事だね」
英才さんの投稿


 「今回のサンリオキャラクター大賞は『応援している人(キャラ)には投票すべき』ということを学ぶ良い機会で、本物の選挙に興味を持つキッカケにもなったかなと思います」と、一連のやり取りを振り返った英才さん。もちろん一般的な選挙とは仕組みは異なるものの、お子さんたちは、投票において最も大切とも言える”一票の重み”を噛みしめたことでしょう。


今年は2位となったシナモロールですが、きっと来年は巻き返しを狙っているはず。英才さんのお子さんたちにも、ぜひその清き一票で、王座奪還を後押ししてあげてほしいものです。


<記事化協力>
英才さん(@eisai_kyouiku)


(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025070402.html
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