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 匿名で質問やメッセージを送れるサービス「Peing-質問箱-」が、2025年8月29日をもって終了することが発表された。


 運営は8月15日付で公式に告知し、サービス終了に伴い同日以降の継続課金処理を停止することも明らかにしている。


■ 最終営業日は8月29日12時

 最終営業日は8月29日12時。同時刻をもってすべてのアカウント情報や投稿内容が閲覧・利用できなくなる。


 有料機能については、前回の更新日から1か月、またはサービス終了日までのいずれか早い日付まで利用可能で、日割りでの返金は行われないという。


匿名質問文化を支えた「Peing-質問箱-」終了 2017年の誕生から8年
Peing「サービス終了のお知らせ」

■ 個人開発から始まり、その後2度の譲渡

 「Peing-質問箱-」は、SNS上で利用できる匿名質問サービスとして2017年11月に登場。個人開発者「せせり」氏が立ち上げた後、同年12月に株式会社ジラフに買収され、2018年にはアプリ版もリリースされた。


 2019年6月には月間アクティブユーザー数(MAU)が2000万人を突破するなど急成長を遂げ、芸能人や政治家、企業アカウントにまで利用が広がった。海外展開も積極的に進め、Weiboやカカオトークとの連携も実現した。


 しかしその後、2021年9月にジラフからDigital monkey株式会社に売却され、2022年5月にはアプリ版が終了。そして今回、サービス自体が完全に幕を閉じることとなる。


 運営は「突然のご案内となりましたことをお詫び申し上げるとともに、長らくのご愛顧に心より感謝申し上げます」とコメントしている。


 日本発の匿名質問サービスとして、一時代を築いた「Peing-質問箱-」。SNS文化とともに成長を遂げたサービスの終幕に、多くのユーザーから惜しむ声が寄せられている。


<参考・引用>
Peing「サービス終了のお知らせ」

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025081801.html
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