iPhone SEの動向が注目されているが、2025年にも発売されるのではと、うわさされるiPhone SE(第4世代)のスペックによっては、SEシリーズは廉価版という位置付けは変化しそうだ。そのような背景もあって、アメリカのサイトMacWorldは「iPhone SEシリーズを廃止して、iPhone miniシリーズを復活させる」ことを提案している。

小さいサイズで廉価が持ち味だったiPhone SEシリーズ iPhone SE(第4世代)は6.1インチになる予定

iPhone SE(第4世代)がiPhone 14を踏襲する...の画像はこちら >>
(Image:Framesira / Shutterstock.com)

iPhone SEと言えば小さいという常識はiPhone SE(第4世代)によって崩れることとなった

アメリカのApple製品などを扱うサイト、MacWorldが商品の位置づけがあいまいになっているiPhone SEシリーズを廃止して、iPhone miniモデルを復活させる方が合理的だと指摘している。その背景には、2025年にも発売されるのではと、うわさされるiPhone SE(第4世代)がiPhone 14をベースに開発されているようだ、というのがある。

SEシリーズとは、旧モデルの筐体を使うことで製造費を抑え、廉価に提供されているものである。今までのモデルは、2016年に発売された第1世代は4インチ、2020年に発売された第2世代と2022年に発売された第3世代は、4.7インチと小さいサイズが魅力の1つだった。廉価で小さいサイズというのがおなじみとなっている。機能面はそこまで重視されておらず、「高機能を求めないけれどiPhoneを使いたい」といった、ニーズにぴったりの位置づけだった。

iPhone SEが迷走してしまいそうなので「それなら廃盤にしてiPhone miniを復活させよう」との海外メディアの提案

iPhone SE(第4世代)がiPhone 14を踏襲するなら廃盤でもいい!? – 海外ではmini復活を提案
iPhone miniシリーズ
(Image:Uldis Laganovskis / Shutterstock.com)

小さいモデルの要望は多々あったのに、実際は売れ行きが悪かったiPhone miniシリーズ

また、指摘される他の要因は価格面だ。iPhone SE(第3世代)は現在アメリカで429ドル、日本では税込62,800円だ。だが、iPhone SE(第4世代)はアメリカで499ドル、日本で税込72,800円になると予想されている。そうなると廉価とは言い難く、かといって、ハイエンドモデルなわけでもなく、どのニーズを狙っているのかあいまいになってくる。

さらに、iPhone SE(第3世代)は、ホームボタンを搭載しており、これがひとつのアピールポイントであったが、iPhone SE(第4世代)はこれがなくなる予定だ。その場合は、かつてiPad(第9世代)とiPad(第10世代)のように、ホームボタンのある指紋認証タイプのiPhone SE(第3世代)と、顔認証タイプのiPhone SE(第4世代)とが併売される、ということもありそうだ。

MacWorldはこうした背景から「iPhone SEシリーズを廃止して、iPhone miniを復活させるのが合理的ではないか」と提案している。

このminiシリーズは、発売前のリサーチではかなりの支持があったが、実際の購買数は数%ほどとまったく売れなかった機種となってしまい、iPhone 12 miniと iPhone 13 miniで販売を終了している。

選択肢が多いのはユーザーにはありがたいが、Appleとしては売れない可能性が高い機種は作りたくないと、今後も小さいサイズの登場は可能性が低いかもしれない。

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引用元:【Macworld
参照元:【iPhone Mania

※サムネイル画像は(Image:​「Apple」公式サイトより引用)

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