民放公式テレビポータル「TVer(ティーバー)」が絶好調のようだ。2023年12月における月間ユニークブラウザ数(MUB)が3,129万台と初の3,100万台を突破し、前年同月比約124%を達成した。
TVer 2023年12月の月間ユニークブラウザ数 3,129万を突破!
電車などの移動時間に動画を視聴している人も年々、多くなっている印象だ(画像は「株式会社TVer」プレスリリースより引用)
“ユニークブラウザ数”というのは、集計期間中にwebサイトに訪問したユーザー数を表す数値だ。今回の件でいうと、2023年12月1日から12月31日までの1カ月で3,129万回TVerサービスが利用されたということだ。取締役サービス事業本部長の薄井氏のコメントには「2023年はMUBが歴代最高を8度更新し、1年間で約600万UBが増加するなど、飛躍の年となりました」とあり、2023年に大きく躍進したことがわかる。下のグラフからも2015年以来、右肩上がりではあるものの、2022年からより増加しているのがわかる。
見たい番組を、自分の見たいタイミングで、大きな画面で視聴する人が増えているのかも

もはや「見たい番組を録画して見る」という視聴の仕方は激減しているのかもしれない(画像は「株式会社TVer」プレスリリースより引用)
TVerの好調ぶりを表す指数は他にもある。月間再生数が3.98億回を突破し、昨年同月比は約150%を記録していて、4億回再生越えに迫っている。他には、コネクテッドTV(CTV)の再生回数だ。”コネクテッドTV”とは、ネット回線につながれたテレビ端末のことで、Xbox、Amazon Fire TV、Apple TVなどがある。そのコネクテッドTVでの再生回数が2023年12月は約1億1500万回と、前年同月比約162%に伸長している。
TVerの視聴は、約3割のユーザーがCTV経由でされている。また1つの特徴として、CTV経由での番組完再生率は71%、対するPC・スマホでの完再生率は約6割となっており、CTV経由での視聴の方が多いことがわかった。
2023年12月は年末年始の特番の配信に加え、「ハイキュー!!」や「進撃の巨人」などアニメ特集を実施し、人気の約50作品を配信したり「柔道グランドスラム東京2023」の実況中継や、「高校サッカー」全47試合と関連コンテンツなどのライブ配信を実施したりしたことで、新たな利用者の獲得に成功している。関心のある番組を能動的に視聴する人が増えているのかもしれない。
他にもTVerは、広告の完再生率が97%と高水準であることも特徴。複数人で同時に視聴を楽しむ「共視聴」の割合については、1番組当たりの平均視聴人数が1.5人に達するなどしており、引き続きCTVの利用率増加に努めるとしている。
OTONA LIFE | オトナライフ「TVer(ティーバー)」を大画面テレビで見る4つの方法|実は意外と簡単に楽しめる!https://otona-life.com/2024/01/21/117770/在京民放キー局5社などが運営する“テレビ番組見逃し配信サービス”「TVer(ティーバー)」は、過去1週間のテレビ番組をパソコンやスマホ、タブレットなどから無料で視聴できるとあって大人気。でも、やはりテレビ番組はリビングの大型テレビでじっくり見たいという人も多いでしょう...出典元:【株式会社TVer/PR TIMES】
参照元:【シマウマ用語集】
※サムネイル画像は(Image:「株式会社TVer」プレスリリースより引用)
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