お中元のシーズンがやってきた。習慣として贈っている人でも、実はやめたいと考えている人も多いかもしれない。

ベビーカレンダー(旧社名:クックパッドベビー、東京)が運営する生活総合情報メディア「ヨムーノ」は5月21日~5月28日の期間、25~72歳の既婚女性137人を対象に「お中元」に関するアンケート調査を実施した。

 最初に、お中元を贈る習慣があるかどうか聞くと、「毎年贈っている」と答えたのは、関東在住で21.2%、関西在住は21.1%と、贈っているのは少数派。地域差もほとんど見られない。「以前は贈っていたが今はやめた」という人は関東では34.9%と高いのに対し、関西では22.5%にとどまっているほか、「贈ったことがない」人は関西で43.7%と、関東の30.2%を大きく上回っているなど、そもそも関西では贈らない人が多かったようだ。

 関東在住は「たまに受け取る」(34.0%)「以前は受け取ったが今はない」(17.0%)など経験者が一定数いて「贈答文化が残っているが、徐々に減少傾向にある」といった感じだが、関西では「毎年受け取る」と答えた人が20.4%と、関東の15.0%を上回るなど、関西では「自分では贈らないが、受け取る機会はある」人が一定数、存在するようだ。

 お中元を贈る先に関しては、最も多いのが「義実家」(48.8%)で「実家」(43.0%)、「親戚」(33.7%)がこれに続くなど、親族関係が上位を占め、「仕事関係者」(31.4%)や「友人・知人」(22.1%)といった結果となった。

 気になる「1件あたりの予算」は、最低額として最も多かったのは「2,001円~3,000円」(39.5%)。次いで「3,001円~5,000円」(31.4%)と、全体の7割以上が2,000円~5,000円の範囲内で贈っている様子だ。反対に、最高額は、「3,001円~5,000円」(37.2%)と「5,001円~7,000円」(23.3%)がボリュームゾーンとなっている。年間の合計予算としては「10,001円~30,000円」(40.7%)、次いで「10,000円以内」(36.0%)に回答が集中した。

 もらってうれしかったお中元は「お菓子・スイーツ」(42.5%)「加工食品」(35.6%)、「飲料」(31.0%)、「フルーツ」(28.7%)など食品・飲料系が上位を占めた。

 お中元について、やめたいと思ったことはあるかどうかについては、「毎年思っている」(20.8%)、「時々思う年もある」(33.4%)、「やめてスッキリしている」(28.1%)と8割以上(82.3%)の人がやめたい気持ちを持っているようだ。

転売経験者は5.7%、転売はしていないがしたいと思った経験がある人は11.5%と転売には否定的だが、「転売はしないが誰かにあげたことがある」人が23.1%にのぼった。

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