クイーンズ駅伝2020(第40回全日本実業団女子駅伝)は2020年11月22日(日)に行われた。令和最初の駅伝女王に輝いたのは、JP日本郵政グループ。


昨年に続き1区では廣中が自身の区間記録を上回るペースで快走し、JP日本郵政グループがトップでタスキリレー。昨年から区間距離が変更になった中で廣中が素晴らしい走りを見せた。2区では積水化学の中距離ランナー 卜部が素晴らしい走りを見せる。区間賞の好走で差を一気に詰めた。

続く3区では積水化学の新谷が区間記録を1分以上上回る驚異的な走りでチームをトップに押し上げる。JP日本郵政Gの鍋島も区間新の走りを見せたものの、新谷から1分以上差をつけられてしまう。
4区では差は全く詰まらなかったものの、5区でドラマが待っていた。55秒差でタスキを受けたJP日本郵政Gの鈴木が圧巻の走りを見せ大逆転。積水化学との差を逆に30秒以上広げる区間賞の走りでアンカーへタスキリレー。

アンカーの大西も区間賞の盤石の走りを見せ、JP日本郵政グループが見事大会連覇を達成。大会記録を大幅に上回る2時間13分34秒をマークした。

また、ワコールのアンカー福士加代子は今回が駅伝ラストラン。
20回目の出場となる今大会は6位でタスキを受けた後3人を抜いて自身最高の3位でフィニッシュするかと思われたが、最後の最後で豊田自動織機に再逆転され4位でのフィニッシュとなった。福士は20回の出場の中で通算108人を抜いた。

結果
1 JP日本郵政グループ 2:13:34*
2 積水化学 2:14:50
3 豊田自動織機 2:15:36
4 ワコール 2:15:37
5 デンソー 2:16:03
6 ヤマダホールディングス 2:16:08
7 パナソニック 2:16:59
8 九電工 2:17:15
大会新記録

区間賞
1区 廣中璃梨佳(JP日本郵政グループ)23:21
2区 卜部蘭(積水化学)10:18
3区 新谷仁美(積水化学)33:20*
4区 R.ワンジル(スターツ) 10:53*
5区 鈴木亜由子(JP日本郵政グループ)32:18
6区 大西ひかり(JP日本郵政グループ)21:13
*区間新記録

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