今年2025年は「例年よりも早めに気温上昇」しているみたい……!!

気象庁の発表によると、全国的に気温上昇が早く、すでに季節外れの暑さも記録されています。気温の変化がめまぐるしくて、なかなかカラダがついていかない人もいるのではないでしょうか。


クラシエでは「漢方視点でみる熱中症対策」を提案。キーワードはずばり「汗活」ですッ!

【あなたは「熱だまり」してない?】
ここ数年でよく耳にするようになった「暑熱順化(しょねつじゅんか=気温が上がるまえに暑さにカラダを慣れさせること)」。

汗をかくと体温が上昇しにくくなるほか、汗に含まれる塩分濃度も低下するため、熱中症対策に効果があるといわれています。暑さに適応するまでには2週間ほどかかるため、早めに対策しておくに越したことはないそう!

だけど……汗をかきにくい=熱だまりする人も多いようなんです。カラダに余分な熱がたまっていないかどうかチェックしておきましょう。

<熱だまりセルフチェック>
顔が赤い / のぼせる / 頭がぼーっとする / のどがやたら乾いて冷たい飲み物を欲する / 口や舌にできもの / 歯茎が腫れる / 気持ちが落ち着かない / 尿が少ないなど

また「舌の色」で簡単にセルフチェックすることも可能です。

健康な舌はうすいピンク色といわれますが、赤くなって来たら余分な熱がこもり始めているサイン。逆に体が冷えて熱が少なくなると、舌の色がだんだん薄くなり白色に近づきます。常に白色の舌なら「冷えすぎている」可能性も……!!

【今日からできる「汗活3選」】
本格的な暑さがやってくるまえに「汗をかきやすいカラダ」をつくっておきましょう。今日からはじめられる汗活はこちら♪

①入浴(ぬるめのお湯でじんわり発汗)
シャワーのみで済ませず、できるかぎり湯船に入ること。38℃~40℃のぬるめのお湯に10~15分くらい浸かると汗腺が開きやすくなります。入浴の前後にはコップ一杯分の水分を摂取し、脱水を防ぎましょう。


②じんわり汗をかく軽めの運動
ウォーキング、軽めのストレッチ、ラジオ体操など、1日15~30分の軽い運動を週3回ほど続けましょう。忙しければ「外出時は階段を使用」「自転車や徒歩で移動」と日常生活でできることを。

③温活食材を取り入れて内側から発汗
内臓から体を温めることで自然な発汗をサポート。おすすめの “汗活食材” は「生姜(体を温め巡りを促す)」「ネギやにんにく(発汗・代謝を促進)」「山椒や唐辛子(胃腸を温めて汗の通り道を開く)」。

【漢方薬という方法も◎】
ちなみに……クラシエでは熱中症対策におすすめの漢方薬も紹介しています。

■軽い熱中症や口の渇きなどの症状を改善「サマレスゼリー」
水なしですぐに飲める「竹葉石膏湯(ちくようせっこうとう)」から成る医薬品。7種類の生薬の働きで、体にこもった余分な熱を下げ、熱により不足した潤いを補います。

■暑気あたりには「五苓散(ごれいさん)」
水滞(水毒)体質の方におすすめの漢方薬。カラダの中にたまり過ぎた余分な水分を取り除くことによって、不調を改善する効果があります。

■暑さで食欲が落ちているなら「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」
胃腸のはたらきを高め、消化・吸収機能を整えて、夏バテによる疲れや食欲不振を改善していきます。手足がだるいなどの疲労感、寝ても疲れがぬけないような方におすすめなのだそう。

漢方薬をを取り入れる際には、医師や薬剤師に相談するようにしましょう。
暑さでバテてしまわないよう、できることからはじめてみませんか♪

参照元:クラシエ、プレスリリース、気象庁
執筆:田端あんじ (c)Pouch
Photo:ぱくたそ

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