江戸時代の浮世絵師にして、令和になったいまでも絶大な人気を誇る「葛飾北斎(かつしか ほくさい)」。日本はもちろん世界中で愛されている、いわば時代を超越したカリスマです。
そんな北斎がもしも食堂を開いたら……いったいどんなごはんが出てくるのでしょうか?
【もしも北斎が食堂を開いたら】
もし北斎が蕎麦屋だったら。洋食屋だったら。大福屋だったら。そんな妄想を具現化した「北斎食堂」がオープンすることになりました。
さっそくメニューを見てみると……まるで北斎の絵がそのままメニューになったみたいッ! 食堂の厨房で北斎さんがせっせとつくってくれた、と想像するだけでワクワクしちゃうなァ。
■冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏蕎麦(1690円)
お蕎麦で『冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏』を表現した1皿。大根おろしの富士、かき揚げとサクサク食感の小舟、お皿に描かれた雄大な波の共演をお楽しみあれ。
■北斎ブルーオムライス(1890円)
北斎が愛した青の世界をオムライスで表現しているのですが……なんと見渡すかぎり「青」!! ケチャップを使用せずに仕上げた、見た目からは想像しがたい味わいを体験できるのだとか。
■北斎のしわざバーガー(1990円)
マンガのルーツを彷彿とさせる「北斎の集中線と筆跡」を描いた鱈のハンバーガー。和と洋の食材を組み合わせた「北斎のしわざ(技)」を体感してみて。
■幾何学模様のばらちらし(2290円)
木版画を彷彿とさせる「幾何学模様の海苔」をアクセントに加えたお寿司。穴子、海老、きゅうり、かんぴょうといったオーソドックスな具材に、なんとチーズやトマトを組み合わせています。
■江戸スパイス カレー(1890円)
黄色の染料「ウコン」を題材に、厚切りかつお節の旨味が広がる鯖カレーと、梅と山椒が香るキーマカレーを1皿に。天然色素で浮世絵を描いた北斎をイメージして、懐紙で包んだウコンも添えられています。
いやはや、なんとも芸術的ッ! それにいたるところから遊び心も感じられますよねぇ。
ちなみにスイーツには、色遊び×北斎漫画をイメージした大福、美人画パフェ、ピンク色のみたらしソース(!!)で仕上げた鮮やかなクレープを用意。ドリンクには、冨嶽クリームソーダや北斎の絵を描いたラテをラインナップしているみたい。
【実は展覧会との連動企画でした☆】
東京・京橋にあるCREATIVE MUSEUM TOKYO CAFEにて、2025年9月13日から11月30日までオープンするという「北斎食堂」。
併設するミュージアムでは展覧会『HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。展』が開催されており、食堂はその連動企画となります。
展覧会では、現代におけるマンガとアニメの原点といわれる北斎の作品をフィーチャー。200年前の「北斎のしわざ」を体験できる貴重な機会となるようです。
※価格はすべて税込みです。
参照元:HOKUSAI-ぜんぶ、北斎のしわざでした。
展、プレスリリース
執筆:田端あんじ (c)Pouch
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